テレビ消す節電効果はエアコンの1.7倍?! デマに近い内容拡散も残る議論の余地

今回の節電騒ぎにおいてテレビを消すのは一つの選択肢であるが、過去の調査会社の調査結果だとして「テレビを消すのはエアコンの1.7倍」等とする内容があるが、半分は正しいが半分は間違っているだろう。
まず、調査の前提となるエアコン:170W テレビ:220Wという部分であるが、あくまでもエアコンの冷房を使った時の最小消費電力を指しており、個々のエアコンの設定内容によっては800Wや900Wまで行く事もありうる点は理解しておく必要があるだろう。
そして、テレビ220Wであるが、テレビは最小・最大という概念はなく付けている間は殆ど固定の電力を消費する。あくまでも10年前のデータであり最近のテレビは低消費電力が進んでいるので4K・65型等の大きめのテレビを切った場合はそれぐらいの消費電力になるが、50型であれば150W、43型であれば120Wぐらいまで下がる。とはいえ全家庭が100Wクラスの電気を簡単に節電できるのはテレビしか無いのが現実だ。
テレビ局がニュース番組で「テレビを消して下さい」とは逆立ちしても言わないだろうが、「節電している方は既にこの放送を見ていない」等の自虐的なセリフを使った局はあったようだ。ネットでは受像器よりも電力消費が高いのは送波なので送波を止めるべきみたいな暴論も飛び出しているが、全員地デジに変わったので仮に停波しても砂嵐になる事は無く、チャンネルを飛ばす機能も実装された訳で民放が「只今の時間はNHKをご覧ください。この間の受信料は無料とします」等としてNHKに飛ばす事も理屈上は可能である。大昔の電力不足時は平気でテレビを止めていた訳であり、今後に向けて管轄する総務省等が音頭を取り電力不足時のテレビ局の対応等について議論しておくべきであると言えるだろう。