都内ネカフェで10万グラボ盗難 ネット「どうやって」も筐体開けるのは簡単

都内・新大久保のネカフェで動作中のパソコンからグラボ(10万円相当)を周りの客の目がありながらも5分で盗んだと報道があった。ネット上では「どうやって」とか色々言われているが、パソコンを自作した事のある人なら筐体を開けるのは簡単である。グラボとは映像・画像を専門に処理するカセットのような装置であり、半導体不足等で近年高値で取引されているパーツである。警察告訴も検討という事だが、警察もパソコン関係はよく分からないというのが本音だろう。CPUを取り外すのは結構大変だが、グラボなら刺さっているだけなので結構簡単に取り外す事が出来る。警察に言っても「10万のパーツを刺しておくのが悪い」と言われるかもしれないが、グラボ無しのいわばオンボードだとスペックがかなり落ちてゲームもカクカクになりそれだと客が集まらないのである。ハイスペックCPUの場合はオンボ機能非搭載で何らかのグラボを刺さないと画面が映らないケースも多い。
パソコンのパーツは、マザーボード上に配置され、ケース等で囲まれている。そのケースは一般的にはプラスドライバーが必要だが、手で開けられる物も存在する。普通の家で言えば他人のパソコンのケースをこじ開ける事は玄関の鍵をこじ開ける事と同義である。
しかしパーツの抜き差しは電源を落としてからやるのが基本であり、いくらマザボにアクセスできたとしても通電中の抜き差しは禁物であり最悪パーツが破損する恐れもある。もし仮に盗めたとしてもそのパーツが破損している可能性が高い。またケースを立てた状態でスライドさせるように外した場合はグラボ付属のPCI-E端子が破損する可能性もありうる。売ってしまえばバレないと言われればそれまでかもしれないが。
パソコンに詳しい人であれば全てのネカフェのパーツは理論上盗む事が可能であるが、今までそれが表沙汰になってこなかったのはパソコンに詳しい人がまず少なく客として入店して利用する人はもっと少ないという事で性善説で成り立ち事件が起きてこなかったのだろう。ネカフェの経営者等も筐体を隠す、プラスドライバーで開けられない特殊なネジに取り替える、鍵を掛ける、開けたらアラームを鳴らす装置を取り付ける、盗難防止ワイヤーを取り付ける等の対策が必要であると言えるだろう。