JR四国はなぜ高松駅・高知駅のみ自動改札機導入なのか MaaS検討で変わる潮目

JR四国は、今のご時世においても自動改札機を拡大させず、高松駅と高知駅のみの導入となっており、その高松駅でもIC対応改札機はたったの3レーンのみである。それ以外の駅は無人駅もしくは駅員配置の有人駅となっている。

こちらは高松駅の様子だが、基本的に全て磁気改札機であり、ICに対応しているのは一番右の3機のみである。よく都民と思わしき人がタッチしようとして「え??あれ??」と困惑している姿を見かける。その高松駅でもちょっと前までは全て人が配置されていた。一番の理由は四国新幹線を見据えた時に在来線が第三セクター等の運営になる可能性が高く、駅への投資が無駄になる可能性が考えられるからだ。各県の代表的な駅に設置する分においては新幹線開業後も存在感を発揮できるとして自動改札機を設置しているのだろう。最近になって予讃線の一部区間において簡易型改札機の設置を加速させているが、高徳線の設置率は低めだ。現在も乗客はかなり少ないが、新幹線が開業すれば利用客は皆無になるに違いない。そして先日、JR四国が新たなプレス発表を出した。MaaS等のスマホ表示等による新たな乗車方式を導入していくという事だ。自動改札を導入する資金も無い、地下も含めた工事が巨額すぎる、ワンマン列車等の人が見る部分が多いという構造をむしろ生かして、それならばアプリで企画乗車券等を購入してスマホ表示で乗降できるようにするという仕組みである。四国内では伊予鉄がMaaSに積極的であり、乗換案内アプリから切符を購入できバス・電車両方に乗れる仕組みになっている。自動改札機の導入をせずMaaSを導入したとすれば全国の鉄道会社でも逆にかなり存在感を発揮できる訳であり、お金が無いからやらないでは無くお金が無いなりの発想の転換を期待したいものである。