バーコード決済はもはや日本では欠かせない物になりつつあるが、その詳しい仕組みについて事業者はダンマリを決め込んでいる。レジ店員に対して残高照会やチャージを要求する客がいるが不可能であり、レジ経由で公共料金を払う事も出来ない。
端的に言えばクレジットカードのオーソリと構造は同じである。レジがバーコード決済事業者に対して購入金額分のオーソリ(お伺い)を立て、事業者側がOKすれば決済、NGならNGと結果が返ってくるだけでしかない。よってファミマでFamiPay・ローソンでauPAYカード等の一部例外を除いて基本的にレジでのチャージや残高照会は不可能である。いくらあるかはそのアプリで確認頂き、チャージ操作もご自身のスマホ上で行って頂くしかない。なぜならレジはOKかNGか返す機能しか持っておらず残高やチャージを行う機能がそもそも無いのだ。オートチャージを設定していて跳ねられる場合もあるが、支払先チェーンによってはオートチャージに対応していない場合がある。また、たまにあるのがバーコード決済の残額分を使い切って残りを現金というような決済方法であるが、バーコード決済の場合は全額支払オンリーでありこれもFamiPayを除き不可能である。クレジットカードで100円だけ使って残り現金と言っているのと同じであり、無理であるのがお分かり頂けるだろう。どこのバーコード決済事業者もノンサポートに近い感じであり操作や説明等を含めたそれら運営の尻拭いは現場の店員がしている訳で大きな負担になっているのは事実である。運営もただバーコードを店舗に出せば払えます!だけではなく特に初心者ユーザーに向けての丁寧な説明及びサポートが求められるだろう。
