“謎の途中駅”流山おおたかの森駅には何がある?大量流入で変貌遂げる街

文春がTX流山おおたかの森駅を記事にしていたので、実際に行ってみた。駅が所在する流山市はTX開業以来大幅な人口の伸びを記録しているが、その理由も考察してみた。

流山おおたかの森を降りてみる。駅名の由来は単純にオオタカが住んでいるというのが理由らしいが、建設時は鳥類保護団体の反対等もあったようである。東武アーバンパークラインにも乗り換え可能。南流山駅は結構窮屈であるが、こちらはかなりゆとりある空間だ。

こちらはTXの駅であり、いわゆるTXの駅ビルであるグランドアベニューも入っている。しかし客は少なめだ。


駅を出るとこのような広大な広場が整備されており、都内では不可能な家族でゆっくり出来る空間が整備されている。この駅が異常に発展を遂げている理由は都内はともかく地方にしては珍しいSC直結駅という事だ。いわばイオンモールみたいな「流山おおたかの森S・C」というショッピングモールが駅直結となっており雨に濡れずに行く事が出来る。勿論車ユーザーの人は駐車場も利用でき、全員1時間無料・店内のどのテナントでも何かしら1000円買えば4時間無料という周辺のコインパーキングが大打撃を受けるぐらいの大盤振る舞いである。

秋葉原にも最速25分で行けてこのゆとりという事で、都内の人混みに耐えられない都民や子育て世代が大量移住しているのも頷ける部分である。感染症の影響で都内一辺倒は崩壊し、都内に近い方がいいがゆとりがあり人も少なくて密にならない場所に住みたいという需要が増えているのは確かだろう。都市の発展に人は不可欠であり、国や行政はいかに人が集まり賑わう空間を作れるかが問われている。感染症の観点で行政も県外民に向けてどんどん来てねとは言いづらい部分もあるかもしれないが、鉄道が来るだけで街がこんなに変わるという意味では全国的にも大きな見本と言えるのかもしれない。興味のある人はぜひ行ってみてもらいたい。