TX(つくばエクスプレス)が、車内で次駅等の情報を表示する旅客案内表示器(次駅案内器)をLCDに更新している。2019年に発表していたが、感染症騒動の後に整備を加速し、殆ど全ての車両で置換が完了しているようだ。開くドアの位置や次駅のエスカレーター位置等の情報も表示される。
ここの部分には従来、文字が流れる電光掲示板タイプのLEDが設置されていた。開業当初からLCDにする計画もあったようだが、開業直前の輸送人員切り下げに伴うコストカットの影響で輸送の本質とは関係ないこの部分がランクダウンされた経緯がある。1時間に1本しか走らないようなローカル路線の電車でLEDが設置されるのならまだ分かるが、国もJRも儲からないと言いつつも実際に蓋を開けてみたら今や三セクで一位の黒字路線な訳であり最新設備をどんどん導入すべきであろう。TXに対しては当方もこれまで様々なアイデアを提案してきたが、感染症騒動以前は「そのような予定はございません」と強気で突っ返されてきた。しかし感染症騒動が起きてから強気でいられなくなった側面もある訳で初めて来た人にも分かりやすい親切な旅客案内を心がけてもらいたいものである。
