リニアのルート・駅候補・料金は?先行開業論も総理試乗で早期開業期待

JR東海が建設を進めているリニア中央新幹線についてまとめました。

駅は、仮称ですが原則として各県に1つ、品川駅・神奈川県駅・山梨県駅・長野県駅・岐阜県駅・名古屋駅・奈良駅・大阪駅となる事が確定しています。多少の位置の変更や名称が変わる可能性はありますが概ね上の図の通りです。静岡県は山奥の短距離をちょっとだけかすめているだけでありそもそも需要が低い事、あるいはどこに引いても大井川問題にぶち当たる為、駅の設置は見送られました。静岡県が開発に反対している為、大井川付近のリニア工事はストップしており2027年の開業は極めて困難になっています。
料金は東海道新幹線と殆ど同額か、500~1000円プラスと言った案が濃厚のようで殆ど変わりはありません。あまり高すぎると乗ってもらえないという点や東海道新幹線のバイパス的役割を果たせないと考えているのでしょう。
静岡県がリニア工事を認めず早期の全線開通が困難な為、分割開業や先行開業もネット上では議論され始めています。例えば品川~山梨間、あるいは長野~大阪間みたいな線が濃厚でしょう。JR東海も品川~名古屋を先に作ってから大阪までの延伸を目論んでいたようですが、普通に考えれば次々ゴールポストを動かし最後はルート変更まで持ち出し時間浪費を繰り返す静岡知事を相手するよりはそれを回避した方がいいのは明らかであり意外と名古屋~大阪の先行開業論が高まってきたので政府と手を組んでこちらに舵を切る可能性もありうるでしょう。
リニアが開通すればビジネス需要の他観光需要でも効果を発揮するはずであり、沿線の高速道路渋滞の緩和等が期待されます。一部には東海道新幹線が老朽化していて大規模工事を早くやりたいのでリニアを早く作りたいのではないかという意見もありますが、それも事実でしょう。東日本の人にはあまりイメージは湧かないかもしれませんが、西日本から東海や関東に出てきた人からすれば実家に帰省するのに飛行機で1時間とか新幹線で4時間とか等かなり負担を強いているのが事実であり、リニアが出来ればこれが大幅に短縮され飛行機に乗らなくて済むというメリットもありそれ故に名古屋以西の人は早期開通をガンガン推している訳であり、当方としても一日でも早い早期開通を期待したいものです。