春日部労基署、アマゾン委託を雇用関係認定で是正勧告 ウーバーにも影響?

春日部労基署が、アマゾンの宅配委託会社を雇用関係にあると認定したとして賛否両論が相次いでいる。勿論会社側は否定しているが、労基署から言わせれば「制服を着用」「急な配達を指示」「所定のルートを指示」した場合には雇用関係に当たるとしたようである。雇用関係に当たる場合には働く際に書面を労働者に交付する必要がある他、労基法が適用になり労働時間や休憩時間等の法律が適用される。
春日部労基署的に言わせれば、ウーバーもこれと同じ分類になるのではないだろうか。ウーバーは個人事業主というテイで直接の雇用関係にはなく例えばドライバーが事故や配達ミス等を起こした場合でも責任が本社に被らないようなシステムになっているが、配達員側は配達したい時にアプリを起動しておき、通知が来るのを待つ。通知が鳴ったら配達するかしないかを選択し、配達する場合にはウーバーが指定する所定のルートに従って配達を行う。「配達する」を選択した場合には絶対に断れないシステムになっており、遅れてでも配達を完了しなければならず配達を行わなかった場合にはペナルティ等の対象になり得る。自宅から店舗、相手先までの稼働距離に応じた部分や一部の固定単価が報酬として支払われる仕組みになっている。
もし仮にアプリを起動し待機している時間が全て労働時間と見なされれば運営側の支払いが大幅に増える為、この手の宅配サービスは全て崩壊する事になる。またアプリ内でのルートの指示を無くし住所をあげるから各自でマップを立ち上げて配達しろとなった場合ドライバーになる人は大幅に減るだろう。宅配やデリバリー業界を揺るがす一件になった訳であるが、春日部労基署の今後の判断に注目したい所である。