eMMCは遅い?! SSDの親戚揶揄も実際に速度計測して速度の違いを検証

タブレット等に多数採用されているeMMCはSSDの親戚みたいな言い方をされる事もありますが、全然違います。SSDはコストをしっかり掛けて高速化に重きを置いたストレージであるのに対して、eMMCは安さや小ささをウリにしており速度はそれほど重視されていません。読み書き速度は一番グレードの低いSDカードレベルと思っておいた方が良いです。実際にeMMCとSSDの速度の違いを検証してみました。使用ソフトはCrystalDiskMark 6.0でタブレット側が4CでeMMC・CPUが1.4GHzです。メインPCはSSDで2C/4Tでクロック数を3.5→1.4GHzに変更しています。メモリやマザーボード等の他の部分はストレージ速度に殆ど影響しないので今回は無視しています。計測回数は1回としました。

eMMCの方は画像が読み取れずデザインが崩れていましたが動きはしましたので計測してみました。Seq Q32T1はSSDは562MB/sなのに対してeMMCは3分の1以下となっています。また書き込み速度が致命的に遅くSSDは335MB/sですがeMMCは41.66MB/sしかありません。2行目はQ8T8で8キュー8スレッドとなりますが、こちらも10分の1以下で致命的に遅いです。要はeMMCはシングルスレッドで容量の大きなファイルを読むのには向いているが、マルチスレッドで容量の小さなファイルをコマゴマと読むのは苦手なので本来はWindows等のパソコンに使うべきストレージではないという事がこの結果から見い出されます。それでも採用しているメーカーが多いのは競争が激化しており1円単位でコストを削らなければならず、また使う人も学生等の初心者ユーザーが多いので速度を気にする人もあまりおらず動けば良いみたいな事で今まで放置されてきたのでしょう。タブレット等を選ぶ時にはeMMCモデルではなくSSDモデルを選ぶようにしましょう。