楽天「無料」廃止でpovo・ahamo検討者増加 プラチナ獲得に向け本腰か

楽天モバイルが自社の料金プランにおいて「0円」を廃止すると発表した。理由として電気通信事業法において既存のユーザーを維持したまま0円が出来ないのでと言っていたが、あくまでも建前であり本音はプラチナバンドを獲得する為にどうするかを逆算で考えた結果なのだろう。
0円という事はすなわち収入もゼロであり、売上がゼロであっても回線維持費用等は掛かっているので客は嬉しいが会社としては赤字という事になる。その赤字を埋めるために他サービスのポイント付与率を引き下げる等のいわゆる改悪を実施しユーザーから批判を浴びていたが、モバイルが他サービスの利益を食い荒らすというのは本末転倒と言えるだろう。また0円で番号が持てる事で、SMS認証・代行等の不正の温床も指摘されていた。
楽天モバイルの現在の課題は自社回線・基地局の増強及びサポート体制の強化であるが、どちらも金が無いと出来ない事であろう。ローミング費用が掛かるからと言ってauとのローミング契約を続々終了させているが、その後繋がりが悪くなったという意見が多く見られる。周波数帯が違うので当然であるが、実際に社員等が出向いて受信状況を確認した上で自社でカバーする範囲を増やすというのも一つの方法と言えるだろう。
リアル店舗が無い代わりにメールやチャットでのサポートが可能と標榜しているが、こちらも繋がりが悪くチャットの返信に1週間・2週間待ちというケースも過去にはザラにあった。国もこの辺が改善しない限りはプラチナバンドの許可を出さない可能性が高く、まずは0円を廃止してキャッシュを確保してこれらサービスを改善した上で国に対して改善している姿勢をアピールしてプラチナを獲得という算段になるのだろう。povo・ahamoに流れる客も相当数いると思われるが、今後の展開に期待したい。