遊覧船事故「違法アマチュア無線」報道も総務省がそれほど厳しく指導しない訳

遊覧船事故でいよいよネタが無くなったのか、マスコミ各社は今更になって「違法なアマチュア無線を搭載していた」と報道しているが、アマチュア無線の周波数帯(144MHz帯,430MHz帯)は趣味のやりとりで使う為に用意されており、業務として日常的に使う事は違法となる。しかし緊急時や人命に支障がある場合はこの限りではないとされている。
例えば東京のビル群で飛ばしていたら警察や消防等の迷惑になるので総務省は当然検挙するが、そもそも人自体が少ない場所で僻地と言ったらアレであるが携帯の電波も繋がらないような特殊な場所かつ海の上の誰もいない場所でアマチュア電波を飛ばした所で迷惑が掛かる人はいない。路駐のミドリムシさんも他の車両の迷惑になる場所を優先的に切っている感じがする訳で、同じ違法でも他人に迷惑が掛かるかどうかという観点で見れば今回の場所は役所的には「違法ではあるが不適切」の分類なのだろう。
さて、今回の無線はアマチュア無線の周波数帯で飛ばしていた訳だが、それを傍受(やりとり)したのも知床の同業他社であり、この件は同業他社にも同じ事が言える訳で「この会社は違法無線を使っている!」と切り取って報道する事はすなわち同業他社も違法だったと喧伝している事になるのである。総務省も今回のこのやりとりに限っては人命に関わっていたので違法性は無いとするのかもしれないが、それ以外の業務のやりとりについて違法性がなかったか調べる方針という事でここに限らず全国の観光船会社で当たり前の様にアマチュア無線を使っている人は正規の許可を取って正規の周波数でやりとりしてもらいたい物である。