「手上げ効果」で事故1割減 横断歩行者等妨害等取締りの事故減少効果は未知数

警察庁が横断歩行者等妨害等が原因の歩行者の事故について、2021年度は前年に比べて1割減ったと報道があった。歩行者が手を上げて渡る等の意識が浸透した物とみられる。
横断歩行者等妨害等についてはJAFが都道府県別のランキングを公開し始めた事により全国の警察で取締りが急増しJAFの数値的には年々改善しつつあるようであるが、ドライバーの不平不満が増すばかりで事故減少に直結しているかは未知数であった。なぜなら普段その道を良く通る人を捕まえるのであれば良いが、一般的に警察による道交法取締りは件数至上主義なのでどこの県のどんなクルマでも捕まえる訳で県外ナンバーとかその道を滅多に通らない人を捕まえても意味が無いという所であろう。最盛期には歩行者が譲ったのにアウト、身内を渡らせてアウトとか、秋葉原のような人がいつまでも絶えないような場所で切符を切るという本来の趣旨から外れた実態に即さない取締方法が蔓延していたが、改善されつつあるようだ。
最近は自動車ユーザーを中心に「違反点数2点と反則金9000円を課されるのはクルマなので歩行者も手上げ、速やかに渡る、信号の無い横断歩道は使わない、横断歩道上や手前でウロウロしない等の協力をお願いします」という運動がネット上で広まりつつある。JAFはただ毎年ランキングを公開するだけで歩行者に対してマナーを呼び掛ける事はせずクルマが悪い一辺倒でありそれ以上の事は完全スルーというのも警察の取締り強化に拍車を掛ける原因であった事は言うまでも無いだろう。今年は春の交通安全期間において警視庁のトップが子どもたちと横断歩道を手を上げて渡っていたが、警察の本来の仕事は取締る事ではなく啓発を強化し事故を減らし一人でも多くの命を守る事であり、何でもかんでもクルマが悪い一辺倒でクルマだけを取り締まるという手法は既に終焉していると言っても過言では無いだろう。