細かいことは後に書くとして、今回お邪魔したキリンビール取手工場の概要をまとめておきます。
・写真
基本的に自由に撮ってOKですが、バス車内からの工場撮影は不可。撮影できる場所ではスタッフが「お写真をお楽しみください」などと声をかけてくれます。
・費用と予約、時間
無料ですが、電話又はネットによる事前予約が必要です。当日飛び入りでも電話して枠が空いていれば可能です。
時間は70分ですが途中トイレはありませんのであらかじめ済ませておきましょう。
※追記:2022年10月から20歳以上は一回500円に有料化
・スタッフ
全ての工程で女性スタッフ1名で応対していましたが、当然禁止事項として「パワハラセクハラあるいはそれに類する文言の禁止」があります。
2人以上からしか原則受け付けないのはこれが理由かと思われます。
・試飲
15分程度。200ml程度の酒またはソフトドリンク。酒は三杯まで。もちろん無料です。もちろん妊婦や未成年者、ドライバー(運転の予定がある人)には酒の提供はされません。簡単なおつまみもくれます。
※今回はドライバー含む2名で見学しました
・稼働
24時間3交代制、ラインは平日のみ
・おみやげ購入
見学者以外でも自由に購入可能。
入るとまず受付で名前を言うと、このようにつり下げ型の名札を貸し出してくれます。
ドライバーの人はドライバーの名札をつり下げることで、誤って酒が提供されないようになっています。
近くにある売店。ここでしか買えない物がずらりと並んでいますが、最初は「売れるの?」なんて言っていましたが・・・。
パンフレットを見ると「キリンの工場見学」ではなく「一番搾りの工場見学」に来たんだということを強く感じさせる内容となっています。
時間になると50名程度収容可能な専用のシアターに案内され映像が放映されます。
その後、バスに5分ほど乗り工場に案内されます。
まずホップや麦芽の臭いをかいだり食べてみましょうという話がされます。ためらう人も居るかもしれませんが「まだ酒は入っていないのでご安心ください」とのこと。
銅製の釜は2007年まで実際に使われており1つの釜で350ml換算で約30万本製造できるとのこと。世界で最大規模とのことですが、メンテナンスや洗浄に手間がかかるということで現在はステンレス製の釜に移行しています。
一般的なビールは「一番搾り」と「二番搾り」をブレンドしています。
しかし一番搾りはその名の通り一番搾りだけを使っているので味が全然違うということで飲んでみましょう。
左が一番搾り、右が二番搾りです。左は甘く、右は薄く感じます。
※この段階もまだ酒は入っていません
ここまではガイダンス的な内容でしたが、ここから工場見学(ライン見学)スタートです。
ここはビンのラインで、複雑なメカによって次々とビンが流れています。
1分間に2,000缶のビールを作れるという恐ろしい製造能力。
飲食店向けの樽の製造も行っているそうです。案内してくれた廊下も綺麗で清潔感ありました。
ここまででだいたい説明含め1時間程度経っているところですが・・・
最後は試飲です。
天井が3m近くある食堂のような空間に案内されました。
50名程度収容できるようですが、今回の参加者は10人もいないのでほぼほぼ空気。
左から一番搾り、黒ビール、一番搾りプレミアム(ギフトでしか買えない)と並べてみました。
もちろんドライバーには酒類の提供はされませんが、ノンアルコール飲料なら提供されます。
酒が飲めない代わりに、ノンアルコール飲料、挽き立て微糖、キリンレモンをチョイス。
それ以外にもブドウジュースなど6種類程度から選べます。
クイズに正解すると工場限定柿の種が1人1つプレゼントされます(もちろん売店で購入可)
試飲会場の中にもキリングッズが沢山。
平日で人数が少ない時はスタッフと1:1で話ができるのでこの機会に色々なことを聞いておきましょう。
試飲が終わると最初の売店に戻ってきます。ここで「売れるの?」と思っていたグッズが沢山売れるのです。なぜなら酒飲んだら判断が鈍るから。カネを吸い取る仕組みがよく計算されていますね。
またKIRINのwebサイトに登録すると専用ノベルティがもらえるという案内がありました。こちらも興味のある人はぜひ。
Q:一回の参加に人数制限はないの?
A:枠に空きがあれば制限はありません。(50名程度)
男女の制限もありません。
Q:一日複数回の参加に制限はないの?
A:試飲の都合上、一日複数回の参加はできないものと思われます。
Q:階段を歩くことは?
道中はエレベーターとバスを使用しますのでありません。
Q:みやげは最初と最後どちらがお勧め?
荷物になりますので、最後をお勧めします。
Q:食堂は?
一部工場を除いてありませんので、あらかじめ食べてくるか売店での購入を。
Q:子ども連れでも可能?
可能ですが周りの迷惑にならない受講態度で。試飲はソフトドリンクも選べます。
かなり大規模で清潔な工場で生産されていることが分かりました。キリンはどちらかというとビールそのものよりも一番搾りがいかに素晴らしいかを訴える内容になっています。製法の基礎については簡略化されていますので、そういう点では物足りないなと思う人も居るかもしれません。
ただ接客対応はよく柔軟で、キャビンアテンダントレベルと言っても過言ではありません。試飲と言っても一人3杯までなので酔いすぎないように配慮はされています。
取手工場は東京含む関東各地に出荷しており、他の工場の中でも最大規模と言われています。工場見学自体は土日でもできますが、ラインが動いているのは平日のみとのことで、人数も少ないので平日の方がお勧めです。また行ってみたいスポットの一つですね。
