取締り一辺倒時代終了 移動オービスの購入辞めて信号機に投資すべき

警察組織も変革すべき時代であると言えるだろう。昭和の時代・平成の時代であれば取締り一辺倒でもよかったが、今は令和であり、取締りに本当に効果や意味があるのか検証しなければならず、それをしないまま前例だからと言って朝から晩まで一時停止スポットに張り付いて取締りしているのであればそれは人件費と労力の無駄としか言いようがない。民間なら非効率すぎて即却下だろう。
何でもかんでも取締りするのではなく機械面やソフト面で防げるものは防ぐという考え方にシフトすべきである。例えばスピードを出す人が多いというのであればそこに移動オービスを置いて取り締まるのではなく信号の制御を変えてこまめに止まらせるようにするとか、信号を低コスト信号機に変えて見やすく・分かりやすくする等の工夫が重要であると言えるだろう。
移動オービスは一台1000万超と言われているが、信号灯器であれば一台10万円前後である。移動オービスを買うお金で100台の信号を新しくする事ができ、よっぽどこちらに金を使う方が事故削減に役立つのは言うまでもない。警視庁や埼玉県は移動オービスを3台も4台も買っているが、そんなに必要なのかと言いたい所である。以前も書いたが、取締りは大きな萎縮効果をもたらす。取締りをきっかけに取締りの厳しい地域には住まない・クルマを手放す人や二度とクルマには乗らないという人も出てくるはずであり、そうなれば税収が大幅減になるばかりか車を買う人が減りガソリンやタイヤの売上が下がり自動車産業全体に悪影響を及ぼしたり、クルマを手放して自転車や徒歩で通勤して事故に遭えばクルマの時よりかなり面倒な事になる訳であり、決して違反を奨励している訳ではないが上層部には目の前の違反と全体の経済に与える影響を天秤に掛けてもらいたいものである。