新聞記事撮影し無断投稿、著作権違反で書類送検 ”引用の定義”とは

新聞記事を無断でツイートし引用の範囲を超えたとして、宮城県内の男性が書類送検された。
追記:河北新報のweb版を複数スクショしてツイートし事前警告にも従わなかったと報道があった。

上の画像はあくまでも例であるが、彼は上のように紙面の写真を撮影し、その写真のみを引用の範囲を超えて繰り返しアップしていたようである。「これでアウトなら全員アウトだろう」と思うかもしれないが、ヒントは著作権法上の引用の定義である。中学生の技術の教科書に載っているので知らない人はいないはずである。著作権法上の引用では、著作者を示して引用の範囲を明示し、かつ必要最小限度のみを利用する事ができ、引用した部分は本文を超えてはならない等の定義がされている。例えばサイトのように作者が沢山書いた文章で、その主張を補う為に新聞社及び日付を明示した上でその記事のみを切り取って貼り付けるのはそれほどうるさく言われないが、ツイッターの場合は文章として書き込めるのは140文字であり、その下に画像を貼り付けたとしても引用に当てはまらないのは明らかだろう。画像を張ったとしても新聞社と日付を入れていればまだセーフだったかもしれないが、何も説明を加えず投稿すれば新聞社もお怒りになるのは当然の事である。特に今回の場合は1ページ丸ごと、しかも複数回行い「いいねが貰えるのが嬉しかった」等の動機も勘案された可能性が高い。
著作権違反は一部の例外を除いて基本的に著作権者が主張してきた時のみ成立する。あくまでも個人の感想であるが、同じ新聞社でも朝刊(一般紙)は厳しいが、同じ朝刊でもスポーツ紙は緩く、そして夕刊はもっと緩く買ってもらう為に公式で毎日一面をアップしていたりする。もちろん公式がやるのは自分で認めているわけだから違反にはならない。今回検挙された人はアップする新聞を間違えたと言わざるを得ないだろう。