都内のファミマの一部店舗で開始していた「使わないスマホを持ち込むと1000円分の割引券がもらえる実験」について、一時中止すると発表した。
追記:17日、この実験を再開せず終了すると発表した
マスコミが店に持ち込むと千円!とこぞって報道していたが、想定以上の台数が持ち込まれ、割引券の転売等の事実が確認された為。アベノマスクの時も問題になったが、本来こういうのは古物商免許が必要だが回収するだけなら違法ではないという所で割引券を換金しようとした人がいて古物営業法違反にあたる恐れがあるので即中止したのだろう。
簡単な文書に記入するようになっているが、実際にそのスマホをその人が使っていたかどうかは誰も証明のしようがない。身分証のコピーを取る訳でもなくヤフオク等でジャンク品を10円とかで入手して大量に持ち込み、例えば10台持ち込めば100円の原資で1万円分の割引券がもらえる訳である。店員も本来の食品の販売が出来ずオペレーションに負荷が掛かっていたという報告もあり、このように客にとって利益が出る事業は客が殺到する事になるのでやめるべきである。スマホ回収自体の趣旨は素晴らしいしSDGs的に賛同できる部分であるのもまた事実だ。ただし本部がこれをフックにして個店の売上を上げようと金券を配布し欲を出した事で転売厨が殺到したのだろう。
今後も事業をやるのであれば、フードドライブのように回収のみで金券はゼロ、割引券使用は発券店舗かつ1週間以内の使用に限定し物理的に転売できないようにする、身分証のコピーを取り一人一台に限定、かつ画面が使えて操作可能な機種に限定する等、条件を設定すべきであろう。
