東名高速「重量超過警告板」話題もどういう意味?ネクスコに聞いてみた

東名高速や圏央道等のネクスコ中日本が管轄する区間に重量超過警告板が登場したとネットで話題になっている。

ネクスコ中日本に聞いてみた。

「東名高速の重量超過の表示板」につきまして、以下のとおり回答いたします。
目的は、軸重違反の可能性がある車両の運転者に対し、その旨の警告表示を行うものになります。
超過すると「軸重超過」と表示されます。軸重超過のデータにつきましては、弊社にて把握しています。

普通の乗用車であれば超過する事はまずないので表示されないが、表示された場合は上のようになるのだろう。ナンバーを撮影するカメラはないようであるが、ETCビーコンが付いているのでそれでデータを取っているようだ。高速では車両制限令により総重量制限25t・軸重制限10tが設定されており、例えば総重量であれば20t・22t・25tのいずれかであり全ての車は25t以内でなければならず25tを超えた場合には違法となる。これが光ったからと言ってすぐに逮捕という訳ではないが、毎日走行を繰り返す等の悪質な場合には高速道路会社が警察等に告発を行い車両の通行禁止や使用停止等の処分が下る場合もありうる。重量超過を本線上においてドライバーに知らせる取組はネクスコ中日本が初めてであろうが、日本の大動脈である東名を抱えている以上、日本の高速道路を代表して他社に車両が流入する事を阻止する役割も果たしているのだろう。PA/SA流入時に知らせるとか大型車駐車スペースに検知器を埋め込みオーバーしたらその駐車マスが赤点滅で光るとか更なる応用も可能だろう。重量超過は舗装が痛む原因になる訳で、違法車両排除に向けて様々な取り組みを行っている事を高く評価したい。