中央道において新小仏トンネルの建設が始まるようだ。渋滞の名所とされている中央道上りの小仏トンネルをバイパスする物で、1車線のトンネルを新規建設してそのまま5キロほどの区間において拡幅し車線を増やすというのが主な内容だ。渋滞対策の抜本対策はハード面と考え、このご時世でもバンバン道路を建設しているのはさすが中日本という所だろう。
実際にネクスコ中日本に進捗状況を聞いてみた。
新小仏トンネルは、トンネルの前後を別ルートで車線を増設して、八王子JCTまでの約5kmにわたり登坂車線を整備する計画です。
現在、登坂車線本体の工事に着手するために必要な工事用進入路工事を進めております。
また、新小仏トンネル及び新底沢大橋など登坂車線本体工事の準備を進めております。
現在、各関係機関と連携しながら、新小仏トンネルの早期完成を目指して工事を進めています。
下りは渋滞回数としては計上が少ないのであまり対策は行われていないようであるが、緊急時や工事等に車線を有効活用できるという面でも車線は多い方がいい訳であり、下りも3車線にするのが妥当であろう。国内の高速道路渋滞ランキングで殆ど1位に固定化されている小仏トンネル区間であるが、渋滞常連の名所を返上できるのか、国交省やネクスコの更なる取組みに期待したい。
