政府、ワクチン接種証明書アプリ公開 直接接続で証明書撮影不要

政府がワクチン接種証明書アプリを公開した。Androidの場合はアプリストアでデジタル庁から入ると入手する事ができる。利用は無料だが、マイナンバーカードと作成時に設定した券面事項入力補助用パスワードが必要。あらかじめNFCはオンにしておこう。

世の中には多数のワクチン接種証明アプリが既に公開されているので、わざわざ「日本政府公式」とつけるあたりが何ともという所だろう。(マイナンバーカードは民間事業者は扱えないが、接種証明シールは自由に使用可能)まずは規約に同意する。

「接種証明書を発行する」を押し、国内用か海外用かを選ぶ。とりあえず試したい人は国内用で良いだろう。

マイナンバーの券面事項パスワードを入力し、マイナンバーカードをNFC部分に密着させる。

読み取りが完了すると住所や氏名が表示され、その後どの市区町村に問い合わせるかの画面が出てくる。一部個人情報が含まれる部分は加工させて頂いたが、通常の場合はこの部分に自分の氏名や住所等が表示される。

市区町村に対してワクチン接種システム(VSYS)で検索を掛け、記録があると見つかりましたと出てくる。そしてこのように自分の接種したワクチンが表示される。

画面を進めると接種証明書を発行する事ができ、このように証明書が準備されていた。

証明書部分をタップすると何回接種したかが表示され、氏名やQRコードも表示できる。(QRコードという名称は商標の為、アプリ内では二次元コードという名称を使っている)このアプリにはQRコード読み取り機能もついており、他人のQRを読めばその記録が本当かどうか確認する事が可能。例えばイベントの入場時や雇用面接時などに役立つだろう。マイナンバーカードを読み取りVSYSに直接接続するので例えば東京都のように証明書を撮影してアップロード・人が審査して承認という手間が要らない反面、マイナンバーのパスワードを忘れると痛い目に合うというデメリットもある。今までワクチン接種したかどうかは本人の申告のみであったが、このアプリを使えば本当に接種したのか、何回なのかがハッキリ分かるというメリットは大きい。テーマパークや大規模イベント等の入場時は運営者がこのアプリで接種を確認するような運用が進んでいくと使う人も増えるのかもしれない。興味のある人はぜひ試してみてもらいたい。