Androidアプリをインストールして初めて起動すると「○○を許可しますか?」などという感じで許可を求めてきてとりあえずはいを押す人が多いと思いますが、これは危険です。
中には不要なデータやユーザーの個人情報を集めているアプリもあります。
本来、アプリの制作元がなぜその権限が必要なのか、明確に説明していない権限は許可すべきではありません。
今回はシステムからアプリの権限を見直す方法を説明します。
設定→アプリ→「・・・」→アプリの権限 で設定できます。
以下のように設定する事をお勧めします。
◎Google Play 開発者サービスとはなんなのか?
アプリが共通で呼び出せる枠組みのようなものだと思って下さい。
基本的にGoogle、Playストア、開発者サービスの3つはGoogle制作であるため信頼できると考えます。
ただ、Googleすら気に入らないという人は権限を切ってしまっても動作に影響はありません。
(例えば開発者サービスのカメラの権限を切ってもカメラが使えないという事ではありません)
SNS
Google、Google Playストア、Google Play 開発者サービス、SNS、連絡先
最小限にするなら:SNS、連絡先
カメラ
SMS系アプリでアプリで撮影してその場でアップしたい場合は許可する
Google Play 開発者サービス、kakao、LINE、Skype、Twitter、カメラ
最小限にするなら:kakao、LINE、Skype、Twitter、カメラ
カレンダー
カレンダー、時計
ストレージ
この項目についてはアプリが権限を求める場合は基本的に許可して問題ないでしょう。
ボディーセンサー
デフォルトの状態では開発者サービスがONになっていますが、歩数計等特殊なセンサーを使わない場合はオフでも問題ありません。
もし問題が起きた場合はオンにすれば復活します。
ここを切る事で、電池節約(2~3割)が見込めます。
マイク
通話系のアプリはマイクをオフにすると相手に声が伝わりません。またボイスレコーダーもマイクをオンにしていないと録音できません。
カメラアプリも、動画を撮る場合にはマイクが必要です。
Google Play 開発者サービス、kakao、LINE、Skype、カメラ、ボイスレコーダー
最小限にするなら:kakao、LINE、Skype、カメラ、ボイスレコーダー
位置情報
位置情報は基本的にマップのみにしておきましょう。
マップ
連絡先
この項目についてはアプリが権限を求める場合は基本的に許可して問題ないでしょう。
ただし明らかに連絡先を使わないだろうというアプリは一旦無効にし、その後立ち上げて動作に問題があれば戻すというやり方にしましょう。
電話
電話とは電話番号の電話だけではなく「通話」を行うアプリ全体が対象となります
Google、Google Playストア、Google Play 開発者サービス、kakao、LINE、Skype、連絡先
最小限にするなら:kakao、LINE、Skype、連絡先
このように無駄で不必要な権限をカットする事で、無駄な処理が削減されサクサクになり、電池節約に繋がる場合もあります。
ただしこれはキャリアがサポートする範囲を完全に超えており、アプリの動作に問題が発生する場合もあるいわば諸刃の剣です。
この設定を間違えても端末が壊れる事はありませんが、必ず自己責任で実行をお願いします。
古いバージョンのAndroidではアプリが自由に権限を設定しそれが全て認められていましたが、怪しい野良アプリ等の横行により起動時に権限を全て確認し、このように後からシステム側で取り消せる機能が追加されました。
定期的にこの画面を確認し、不要な権限がついていたら削除するようにしましょう。
