もう内蔵ストレージをROMと書くのやめません? 真意をドコモに聞いてみた

ROMとは本来Read Only Memoryの略で、リードだけのメモリー、つまりCD-ROMやDVD-ROMなどのように、読み取りしかできないメモリの事を指します。

しかし、スマホのカタログなどに載っている「ROM」は、いわゆる内部ストレージの事を指しますが、
これは、読み取りも書き込みもできます。
システム屋の人間から言わせれば、厳密にはROMではないのです。スマホのROMはPC業界の常識とは違う意味で使っています。

RAMに関してはパソコン業界と同じ定義で物理メモリの容量を表しているので問題ありません。

これについて通信最大手のドコモの考えを聞いたところ、以下のように回答してくれました。
お問い合わせの「ROMの扱い」について、ご案内いたします。
一般的なご案内とはなりますが、
スマートフォンにおける「ROM」は、保存用メモリー(保存領域)であり、
スマートフォンにおける「RAM」は、作業用メモリー(作業領域)です。
ちょっと意味が分かりませんでしたが、わざわざ「スマートフォンにおける」をつけている事から、通信会社もそれは自覚していると思われます。

海外ではストレージと呼ばれていますが、それを日本に取り入れる時、スマホが流行りだした頃に誰かが「ROM」と言ったのをそのまま採用している印象がぬぐえません。
日本の通信会社は端末を売る営業に長けている人は多くても、システム関係には無知な人が多い(特にROMやRAMの違いが分かる人はごく少数)ので、多数決の論理でこのままにしているのでしょう。
もっとも、カタログなどの限られたスペースでROM/RAMのように揃えて表記したいという通信会社の策略もあるのかもしれませんが、「ストレージ」という表記に改めてもよいのではないかと思います。