Coffee Lakeはその場しのぎのプロセッサ

Coffeelake(第8世代)が凄い凄いともてはやされていますが、まぁ私は3770K(第3世代)でこの記事を書いているのでそろそろ世代交代させないといけない訳ですが、
たしかにほぼ全てのブランドにおいてコア数を増やしてきたのは評価します。
i7 4/8→6/12
i5 4/4→6/6
i3 2/4→4/4
上位製品との差別化のために周波数を多少落としている部分はありますが、概ね前のモデルに比べ性能は5割増と大幅な性能アップを実現、コア数を増やした分の性能向上効果が見られるようです。
これは明らかにAMD Ryzen人気を受けてのその場しのぎの物でしょう。10年やってきたコア数の法則をぶち壊しにかかるわけですから、マーケティング上大きな影響があるでしょう。よく見るとi3のHTTがカットされているのが分かりますね。性能が上がりすぎるとi5の立場がなくなりますから。これによってCoffeeからはi7のみがHTTサポートとなります。「微細化微細化と言うけどコスト的に無理だからコア数増でごまかす」というのがインテルからのメッセージでしょう。おそらく一個先程度のプロセッサはストックを持っていて相手の動向に合わせて投入判断をしているのでしょう。

2番目の理由として、ソケット継承があります。
ソケットは1151を継承しますが、電気的互換性はなく300シリーズのマザーボードを買わないと動きません。
一説には「インテルが許可しなかった」などという噂も流れていますが、ソケットを継承しておきながら互換性がないのは初めての例で、ユーザーが混乱するのでは無いかとも言われています。ソケットを継承させることで開発期間や開発費を縮減する狙いがあったものと思われます。また定期的に買い替えさせることでマザーボードメーカーにお金が落ちるようにしているのかも。

3番目の理由として、プロセスも継承します。
インテルは最近ムーアの法則を辞めて(会社としては健在と主張していますが)、TICK、TOCK、TOCK+という3年方式に移行したようですが、Coffee Lakeは14nmを継承するのでTOCK++に該当します。10nmの投入は遅れに遅れていて、Cannon lakeで投入が予定されていますが量産めどが立たないためデスクトップ向けには投入されずモバイル向け限定になるというような情報もあります。この調子を見ているとデスクトップ向けにもそのうち10nmは来るでしょうが、それ以上の微細化はもう不可能なのかもしれません。多くのユーザーはプロセス微細化にさほど興味が無くて「性能は?値段は?」ぐらいしか興味が無いでしょうから、インテルとしても優先順位は以前よりも低くなっているのかもしれません。

Kabylakeから8ヶ月程度で登場したCoffeelakeですがなぜそんな短期間で出せるのかと考えてみると、以上のような理由がありました。
単純にコア数だけ増やしたいわゆる昔NVIDIAがやっていたリネーム商法よりはマシですが、リネームに近い何かを感じさせますね。

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