「インテル入ってる」は日本発だった

パソコンのCMでよく見る「インテル入ってる」ですが、
これは「インテルというメーカーが作った頭脳(CPU)がパソコンに入ってますよ」ということを意味します。
これを言わせてくれたらメーカーにいくらかお金払いますよと言う事でインテルのブランドを浸透させることに成功したわけですが、
海外ではこれは「Intel inside」となっています。
英語でも日本語でも韻を踏んでいる画期的なコピーですね。

インテルが入ってるなら、インテルの入ってないパソコンはダメなのか?性能が低いのか?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
他にインテルのような物はないのかと言われそうですが、AMDというメーカーもありますがほとんどマニアしか使っておらず、Macも自前プロセッサを辞めIntelに移行するなど、事実上Intelしかないと言われればそれまでですが。

Intel insideから「インテル入ってる」になったのではないか?と思うかもしれませんが実は逆で、これに関しては日本が先に生みだして後に海外で英訳されて広まったものとなります。

仕掛け人は日本マイクロソフトの社長や会長を歴任した古川さんであり、厳密には電通のスタッフだという説もありますが。
ポン、ポポポポンという耳に残るメロディーも傑作です。

心臓部(OS)をアメリカに握られ日本のパソコン業界は寂しいと言われておりますが、CMや販促等の点では電通はじめプロが沢山いることを忘れてはなりません。