最低賃金、28円引き上げ 全国平均930円に 東京は1041円超

今年度の最低賃金引き上げの議論がまとまり、28円の引き上げが答申された。この引き上げ額通りに引き上げされた場合、東京は1041円となる。ネット上では「選挙対策でしょう」という声も聞かれるが、本当かどうかは闇の中である。

仮に全国一斉に28円引き上げられた場合、上の表のようになる。実際は地域ごとにAランクBランク等と定められて数円の差が付けられるので必ずしもこの通りになる訳ではないが、東京大阪等の大都市はAランクとなり28円の引き上げになるのは確実だろう。総理は「最低賃金1000円を目指す」としているが、いわゆる社会保険に加入する事を前提として考えると時給1,500円はないと日本では生活できないと言っても過言ではない。時給1,000円から社保4万近くを引いたら殆どの非正規労働者の生活は赤字になるのが現状で、潤うのは保険料を徴収している政府だけという状況なのである。例えば一日7時間で週5で時給1,000円なら154,000円であり、社保4万引かれたら手取りは11万円であり、とても生活に満足できる環境とは言えないだろう。政府は少なくとも海外のように時給1,500円を目指すべきである。コンビニやスーパー等の利益率の低い業界においては更なる打撃になる事が予想されるが、更なる人員削減や廃棄削減・営業時間短縮等の経費削減を最大限行い、既存の従業員の時給は最低賃金以上になるように引き上げる事が求められる。