熱海土石流現場近くまで行って見えた行政の責任 高温多湿大雨で移動困難

熱海の土石流現場を総理が視察したという事で、実際に近くまで行ってみた。徒歩で限られた時間だったので途中で引き返したが、車がないとなかなか大変な場所である。

熱海駅はかなり土砂降りであった。熱海は静岡県でありながらここまでギリギリJR東日本の管轄であるのだ。(伊東線もあるにはあるがおまけ扱い)熱海駅の表示もJR東海と東日本が同居しているのでJRのみの表示になっている。

観光客が歩くような駅前の道は平坦になっているが、山へ向かおうとすると急に狭くなり、かつ急な坂になる。

山に向かっている写真。東海道新幹線の下をくぐり抜け標高の高い部分に移動する。かなりの量の水が流れていた。ギリギリ東海道新幹線が土砂を被らなかったのは不幸中の幸いであるが、たまたま掛からなかっただけでこの部分の壁面強化も急務だろう。

このような階段が多数存在し、集落や住宅自体も階段状に構成されている。特に土砂崩れ対策の補強工事等はされておらず、上から土砂が降ってきたらすぐに崩れそうな脆弱な基盤に見える。観光地だからとあれよこれよと開発を許可しメンテを放置してきた知事の責任もあるのかもしれない。

土石流は右写真の向こう側で起きた可能性が高い。山肌が少しえぐれているので違いが分かるだろう。徒歩だと駅から1km(25分)程度掛かるようである。

平日日中なのもあってか、観光客も閑散としていた。復興の意味も込めて、駅ビル内の珈琲屋でコーヒーとクロックムッシュ(750円)を頼んでみた。高温多湿大雨の影響で救出に時間が掛かっているようである。総理は「激甚災害並みの規模でやる」と言っていたが、何をどうするのかは具体的には明言しなかった。同様の構造を全て検査、許可通りの運営を事業者に徹底、残土等が混じっていたら除去させる、土砂が街に流れ込まないようにする工事、道を広くする工事、既存の基礎等の補強工事を全額国費でやり、同じような事が起きても土砂が流れ込まないようにしてもらいたい物である。