ファミマ「エコ割」現金払いでもOK 本部宣伝皆無で客も混乱状態

ファミマの「エコ割」だが、改めて概要をまとめてみた。新しい施策やサービスを始める時はいつも本部が自慢げに宣伝するが、なぜか今回はダンマリを決め込んでいて「なんだこれ?」となっている客も多いのでここで補足しておく。端的に言えば、消費期限の近いおにぎりや弁当、サンドイッチ等の商品を値引して廃棄ロスを減らそうという取組である。実施するかどうかは店舗側の任意。セブンが同じような施策をやっているが、セブンのようにnanaco払い必須ではなく、現金払いや電子マネー、バーコード決済等でも恩恵を受ける事が可能だ。客側の特殊な手続は不要で、商品をレジに持っていくとその場で定価バーコードをスキャン後、値引バーコードをスキャンする形で値引される。

金額は10円、20円、30円、50円、100円の5種類であり、基本的に全額店舗負担となる。(セブンのエシカルは本部負担)
これまでの通常の廃棄も一部本部から支援が出ていたものの基本的に全額店舗負担である事を考えると、エコ割で売れた場合と廃棄した場合を従来の会計に当てはめて比べると以下のようになる。定価500円の弁当で原価率50%、チャージ50%、割引額100円とした。
エコ割:500×50%×50%-100=25円の利益
廃棄:500×50%=250円の損失
本部による支援は考えない物とすると、エコ割だと25円の利益、廃棄になると250円の損失となる。コンビニ会計では利益からわざわざ廃棄金額を引いて店主の利益を最小化する会計方式を採用している訳であるから、原価で250円廃棄したといってもその損失を埋めるには500円ぐらい売り上げないといけない訳であり、コンビニにおいて廃棄するのは禁物と言っても過言ではない。「エコとは何か」「エコ主義者ではないが買っても良いか」という質問があるかもしれないが、ただ単純に消費期限が近いので買ってくれたら店舗が助かり本部がちょっと損しますよ、という事であり、これを買うと廃棄ロスが減って大きい意味で地球環境に貢献できるのである。値引シールを張っている商品を見かけたら是非手に取ってみてもらいたい。