五輪無観客方針転換 中止無理なら全ての式典”廃止”すべき

政府が、IOC等と協議し五輪無観客の方針を決定した。期間中が宣言になる為当然の対応だろう。IOCも最近は弱腰になっているようで「日本の判断を尊重する」と言っているようであるが、例え無観客だとしても選手や関係者の移動は発生する訳であるから感染症のリスクが完全に消えたとは言いづらく、安心安全な大会とは言えないだろう。成田空港では一般客と動線を分けると言っているが、あくまでも「一般客に混じる事はありませんよ」というだけに過ぎない。完全に分けている訳ではなく選手が集合する建物自体は一般客と同じ空間、駐車場やエレベーターやトイレは一般客と同じ物を使っている訳で完全な動線分離ではない点も批判を浴びているようだ。無観客にした事で辞退する選手団等も出てきているようであるが、どうしても今さら中止が無理ならばPV等も含めた全ての式典の中止を発表し、単純に選手が記録を測るだけの会とすべきである。メダルを授与する事もあるかもしれないが、その後のセレモニー等は一切中止すべきである。またグループでの外食禁止、選手村での飲酒も原則禁止とする等、政府が国民に求めている内容と同じレベル、あるいはそれより厳しいレベルの行動規則を定義すべきであろう。
自民党は都議選の結果を深刻に受け止めているのか、最近は矢継ぎ早に対応を打ち出している。開催2週間前にようやく無観客が決まるという政治の決断の遅さは問題であるが、この調子だと数日前に中止発表というような事にもなりかねない。これ以上の感染拡大を抑え国民の理解と協力を得て選挙で有利に立ちたければやはり選択肢は一つしかないわけで、総理の決断が待たれる所である。