Windows 11発表 10から無償アップグレード、Android対応 年内予定

25日深夜、Windows 11がマイクロソフトから発表された。本来これはWindows 10の冬の巨大アップデートとなる予定であったが、急遽方針を転換し、新OSにするという事にしたようだ。
変更点としてはOS内でAndroidが動く程度と小粒なようで、スタートメニューが中央に移動した程度で劇的なデザイン変更は見られないものの、メモリ4GB以上・ストレージ要件が64GB以上と多少厳しくなっている。32GBのタブレット等に入れて販売する事はできなくなりそうだ。唯一アップグレードするメリットがあるとすれば悪名高いCortanaが廃止される事だが、IE廃止は賛否が分かれそうだ。
ではなぜ、マイクロソフトは「10が最後。新しいバージョンは出さない」という方針を急遽転換して11を出すと言ったのか。感染症の影響が長引いていてテレワークやオンライン授業をする人が増え、今がパソコンが売れるタイミングと判断したからだろう。例えばWindows 95からXPまではたったの6年間であるが、その間にパソコンのスペックは飛躍的に向上した。新しいOSというのは市場におけるマシンの平均的なスペックを引き上げ競争を促す効果があるのである。一方、ここ最近は2015年を最後に、新しいバージョンのOSは出ていない。ソフトも対応ソフト、最新版という名目で売りつける事ができるので、ソフト・ハード業者共に新OSを出してもらいたいのが本音であろう。特に今回はパソコンメーカー側からの要望が大きかったのではないだろうか。つまりパソコンが売れる時に新OSを投入して買い替えを促し、パソコンが売れなくなればOSを出さなくなるという点ではマイクロソフトは分かりやすいのである。
今回は昔のOSのように11単体が有料販売される事はなく、10のユーザーは無料でアップグレードできるが、要件に引っかかる場合はアップグレードできない。当然Chrome OS等の新勢力の動きも鑑みて新しいバージョンで出すという判断にしたのだろうが、マイクロソフトにはWindows 95を出した時のような熱気のあるOSを出してもらいたいものだ。