「ファスト映画」10分に切抜き流行も著作権法違反容疑で逮捕 全国初

映画の内容を10分程度に切り抜きあるいは倍速再生して無料の動画サイトにアップするいわゆる「ファスト映画」について、映画業界が法的措置を求めていた問題で、宮城県警は動画を投稿していた男ら3人を逮捕した。ファスト映画での逮捕者は全国初。
最近は映画に限らず長い動画の内容を短くカットする「切り抜き」が流行しているが、例え全編ではなく一部であっても、そこに著作権が存在するのは明らかであり、元動画あるいは著作権者の許諾を得る事が必要となる。「全部でなければいい」というような言い訳は通用しない。彼らは引用と言い張るが、著作権上の引用は文書や画像を主な対象にしている訳で動画は対象にはならない。引用の要件を読めばそれを動画に当てはめるのが不可能である事は明らかだ。映像を使いたければ著作権者の許諾を得るしか無いのである。特に映画についてはあらすじや展開が分かってしまうとそこで満足して映画館に行かないわけであるから、映画業界にとっても減収に繋がる訳で大打撃なのである。「あらすじが分かるから有難い」とか「助かる」というような視聴者の意見もあるかもしれないが、著作権法が定める引用の範囲を超えているのは明らかである。例えば静止画を繰り返してパラパラ動画にするような行為であったとしても、その静止画のキャラクター等については著作権がある事から、時事問題・政治目的・教育機関による利用・引用等の著作権法の例外が定める行為以外であれば、全て違法となる訳で逮捕されてもおかしくはないだろう。女性配信者等に多い「本の読み聞かせ」も同様に著作権法違反といえるだろう。
現在「ファスト映画」の類を動画サイトに上げている人は今すぐ削除すべきであるし、見る側としても見ないようにした方がいいのかもしれない。