ウーバー、23区内で徒歩配達開始 徒歩なら警視庁の取締対象外

ウーバーが、東京23区内において徒歩配達の実証実験を開始すると発表した。原付や自転車等の事故が多くドライバーのマナーが悪いと言われている中、イメージ脱却の狙いが透けて見える訳で、免許の無い配達員を取り込む事も可能となる。
東京23区は警視庁の多大な人的リソースが投入されており、全国で最も交通ルールに厳しい場所と言っても過言ではない。例えば配達中の原付や自転車であっても違反を現認すれば容赦なく捕まえ長時間現場で拘束するのが警視庁だ。それでその中の商品が腐ろうが客からクレームが来ようが警察は責任を負わない。最近は警察とウーバー合同で自転車講習会を開くなど、警察の指導が強化されている側面もあり表面上は黙って受け入れていたウーバーであるが、本音は黙ってはいられないという事なのだろう。
徒歩で配達となれば交通ルールの摘発を受ける事はまずない訳で、その点ではある意味無敵の配達方法だ。安定的な配達が可能となる一方、時間内に移動できる距離はかなり制約される。例えば徒歩で5kmとなれば自転車で15分だが、徒歩だと40分以上掛かる。現場からの距離が近いとか評価の良いドライバーが自動で呼び出される仕組みになっているはずなので長距離を歩かされる事はないはずだが、徒歩の方が疲労が増すのは言うまでもない。選択制との事であるが、報酬が減るドライバーもいるだろう。徒歩配達の開始によって報酬体系がどのように変わるのか、期待したい。