シャープ、ライカ監修の1型センサー搭載スマホ発売へ APS-C搭載も近い?

シャープが、ライカ監修の1型イメージセンサーを搭載したスマホを発売すると発表した。素人の人にはあまりピンと来ないのか「ライカのスマホ」みたいな感じで報道されていたが、このスマホの凄い所は一眼レフに匹敵する1型イメージセンサーを詰め込んだ所であり、例えば1/4サイズのスマホと比較すると16倍にも及ぶ。これまでもスマホと言えば一眼レフに匹敵する画質と言われてきたが、これは内部の画像処理能力で補ってきた側面が大きい。カメラとしてのハードを大きくすると価格が上昇する故、スペースもあまりない事から設計陣はあまりカメラにスペースを割いてこなかった。当然量産化されていないイメージセンサーを使う事になれば価格は大きく上昇する。
カメラの画質を左右するのは画素数ではなく、F値とイメージセンサーの大きさである。画素数を網戸、イメージセンサーを窓の大きさとして考えると、いくら網の目が細かくても窓が小さければ明かりは入ってこない。ここ3年前のトレンドとしては画素数至上主義から夜景が明るく撮れるF値至上主義になっていた。しかしF値を1.0に近づけようとすればするほど多くのレンズが必要になって重くなり奥行きを取り、そして落下時の破損リスクも高くなる為、難しい側面があった。またF値を1.0に近づけようとすればするほどボケやすくなり、素人にとって写真を撮りづらくなる側面も指摘されていた。そうなると残された選択肢はイメージセンサーを大きくする事である。イメージセンサーは1/2.5・2/3・1/1・フォーサーズ・APS-C・フルサイズの順で大きくなっていく。当然設計陣はスペースが狭まると反対しただろうが、チップセットの面積縮小、あるいは省電力化によるバッテリー面積縮小等でカメラにもある程度の面積を割けるようになってきたからこそゴーサインを出したのだろう。S21でも1/1.33型でありこれまでよりかなり大型化しているが、ついに1/1のスマホが出る時代になったのかという点では感慨深い。カメラは3つも4つも要らず1つで十分なので、1/1のみならず、APS-Cやフルサイズセンサーの搭載も目指して開発してもらいたいものである。画素数だけやたら高いスマホは買わないが、画素数は程ほどにイメージセンサーを大きくしてF値も良くしたスマホであればマニアには売れるかもしれない。