なぜペットボトルやアイスのロット数は30個なのか 種類増で場所なく店舗悲鳴

多くの小売店舗では、ペットボトル飲料を1ケース発注すると24本、あるいは30本入りのケースで届く。1本単位での注文はできないのだ。アイスも同様で1個単位での注文はできず、1ケース頼むと30個とか入ったケースで届く訳である。客は一個単位で買う事ができるが、その裏では店舗がケース単位で管理している実態があるのだ。
メーカーとしては一箱になるべく多くの数を入れておかないとコストが掛かる為なるべく詰め込みたい訳であるが、店からすれば邪魔でしかない。ペットボトル飲料で10本程度必要なだけなのに残りの14本をバックヤード等で冷やしておかなければならず、そのスペースは競合他社がバンバン新商品を出しまくる影響で縮小しているのが現状であり、数年前からキャパの問題が言われてきたが、いよいよ限界という感じである。
百歩譲ってペットボトル飲料は常温でも管理できるのでその辺に置いておけば良い話であるが、アイスとなると冷凍であり、保管するにしても保管場所も冷凍温度帯でないと溶けてしまう。ガリガリ君もピノも1ケース頼むと30個とか入っているのが現実であり、一日で30個売れる店は都心の繁盛店ぐらいだろう。昔の商品が少ない頃はそれでも良かったのかもしれないが、もう一度データを取り直して最近のデータで平均すれば一日15個ぐらいになるのではないだろうか。
ペットボトル飲料の24本、アイスの30個は50年前から続いているしきたりであり、今も全く変わっていない。しかし競合他社が多種多様な商品を発売し、商品数は50年前の50倍ぐらいになっているのではないだろうか。メーカー各社においては、ロットを50分の1にしろとは言わないが、せめて半分にする等、その箱を開封して管理する人達のことを考えれば業界や業態に見合った納品形態が求められている事は間違いない。