誰もいない「選手村」の今 無人で不気味なマンションに漂う空気感

五輪で試合等を行う選手が滞在する場所となる「選手村」は既に出来上がっているが、五輪が延期された為放置状態となっている。どのような様子なのか、実際に行ってみた。タクシーで行っても奇人変人扱いされるだろうから、都バスで「ホテルマリナーズ東京」停留所に行くのがよいだろう。

既に浮き世離れした怪しい雰囲気が漂っているがこの通りをずっとまっすぐ行くと選手村になり、歩行者は通行できなくなる。歩行者はちょこちょこいたが、車両の通行は殆ど無かった。他の歩行者が「そっちなんもないよ?なんで行くの?」みたいなオーラを出していたが、都民ですら五輪を応援していないという事実は滑稽である。

この豪華なマンションのような建物が、選手村である。1部屋1億円とか2億円するそうであるが、五輪が開催されるからという事で大金をはたいて買ったはずの人が多く、開催されないのならば要らないという人も多いだろう。中止となり選手も住まなくなり解約も相次げばただのもぬけの殻になり資産価値が暴落するのは言うまでもない。周辺の道も土地を余計に取っており、臨時車両の通行、あるいは交通量が増加すれば容易に拡幅できるようにしているようだ。マンションの周囲10mは常時立入禁止となっており、常に警備員が巡回している。

周囲の立入禁止区域の中にはガードレール等の部品が保管してあった。臨時車両等が通行する際に活用するのだろう。それにしてもこの辺の都内とは思えない人や車両の少なさ、あるいは住民も含めてこの街全体のしらけっぷりが何とも言えない雰囲気を漂わせていた。人がいないので感染症対策としては逆に安全というか、道が広く子どもの散歩コースとしては最適なので、興味のある人は行ってみてもらいたい。