10年前の国産スマホ「三種の神器」今では風前の灯火な訳

2011年頃にいわゆる現在のスマホに繋がる国産スマホが発売された訳であるが、当時客が強く求めた物はおサイフケータイ・ワンセグ(テレビ)・キャリアメールの、いわゆる携帯三種の神器であった。キャリアはメーカーに対してこの三種の神器を原則実装するよう求め、グローバル版と国内版で発売時期に違いが出るようなケースも多々あった。特にauは三種の神器実装に強くこだわり、日本初としてIS03を発売、その後も対応している機種のみを全面的にプッシュする施策を取ったぐらいである。
しかし今では、客が求めているのはおサイフケータイ、これだけである。キャリアメールもgmailが普及して使う人は皆無になった上、ワンセグやフルセグ等のテレビ機能についてはネットやYouTube、あるいはギガ使い放題等が普及して見る人がいなくなった。イヤホンを接続しないと見れないとかチップ実装面積節約、あるいはNHK対策というのもあるかもしれないが。一方、FelicaチップやNFCチップを含むおサイフケータイ機能はハードレベルの実装でありソフトレベルでどうにも出来ないので、今でも求める人が多いのだろう。日本の携帯から始まった防水機能も今や世界中のスマホの殆どに実装されており、価格帯も多種多様な物から選べるようになった。キャリアメールを使わないという人が増えてきている現状、ますますキャリアは端末開発から退き土管屋に徹する時代が来る事は言うまでもないだろう。