ワクチン接種遅れで五輪開催に暗雲?7月全員開始は不可能?狂った目算


政府は「7月には全員に接種可能」等としているが、未だに高齢者接種のみ、あるいは医療従事者のみという状況が続いている。ワクチンを接種しても変異株等で感染が急拡大しており、それに伴い宣言発出に踏み切った印象も強そうだ。

例えば医療従事者においても一日10万回程度の接種しかできておらず、ワクチンは16歳以上である事から15歳以上の日本の人口(1.1億人)から逆算しても、1100日かかる計算になる。単純に計算しても1100/30で36ヶ月という事になる。既に接種が完了している人を1回で接種が完了した物と見なして差し引くと1.06億人であり、1060日に縮まっただけに過ぎない。しかもこれは毎日10万人打ち続けたと仮定しての話である。元々が輸入製品であったり、事務を自治体任せにしていたり、温度管理が必要である、看護師や医師不足、会場不足等、諸々のオペレーションが準備不足であったと言わざるを得ない。日本製のワクチンを承認しようにも国内での治験が必要などといったハードルがそれを阻んでいる状況である。単純に言えば色々おまけした数値で計算しても全員打ち終わるには36ヶ月かかるという訳で、7月に全員に打ち始めるというのは不可能と言わざるを得ない。もしワクチン接種能力が一日100万回にまで上がれば106日で終わり、7月中旬にまで全員が接種できる道は残されているだろう。今回は打つ人は医師資格を持つ人に制限されるものの、場所は病院等にすぐ搬送できるのであればどこでも良いはずだ。菅政権の肝いりであったワクチン接種が暗礁に乗り上げれば、五輪開催どころか、政権交代にもなりかねない。接種能力を一日100万回に引き上げるオペレーション等の再考が必要だろう。