四国新幹線は賛成だがリニアにしたら? 国が頷かない理由はロジック不足か

四国新幹線構想が30年以上、止まったままとなっている。止まっている理由は、国が保留し続けているからだ。

東京の人間からすれば「四国なんて陸の孤島でしょ」と思っているのかもしれないが、以下の理由で四国新幹線を早期に整備すべきであると考える。
1.四国四県知事は全員賛成
四国四県知事で反対している知事がいない点で、政治的にも極めて珍しい。岡山県知事がちょっと難色を示しているようであるが、リニアの静岡県知事のように明確に反対と言っている訳ではないようである。
2.マリンライナー停止時のバイパス列車
毎日ラッシュ時間帯を中心に常に満員となっている快速マリンライナーはよく風の規制で停止や遅延する。酷いと朝から運転見合わせだ。車両や線路等のスペックが高く安全に輸送できる新幹線であれば、風を受けたとしても停止せずに輸送でき、マリンが止まっても代替輸送手段となる可能性が高い。マリンが人身事故で運転見合わせになったとしても、新幹線が運行できればインフラは保たれる。マリンの混雑緩和にも寄与するだろう。
3.用地確保済み
岡山~高松間を結ぶ瀬戸大橋については、30年前の建設時から既に新幹線用の用地(複線分)が確保されており、現在まで放置状態になっている。しかも鉄道部分は既に償還済みだ。「せっかく作った物を使わないのは勿体ない」「債務も返済済みだ」「職人が泣いている」「30年後も空洞のままでいいのか」この部分を強く国に対して主張すべきだろう。
4.用地問題は皆無
高松・坂出・宇多津等、新幹線の橋梁が建つ可能性が高い場所、あるいは新幹線の駅になる可能性が高い箇所は広い用地が確保されており、現在は駐輪場やバス停留所等になっているだけで、すぐにどかす事ができる。どの駅に新幹線が出来るとしても用地問題は皆無だ。
5.JR四国の収益手段に
万年赤字となっており税金投入されているJR四国にとって、新幹線が出来れば大きな収益源になるのは確かだろう。現在のような新幹線もどき(特急)を走らせなくても国がある程度整備してくれるのだから美味しいはずである。
6.単線構想も
KSB等の地元テレビ局が報道していたが、「複線が金かかるなら単線でもええわ」と教授がコメントしていた。一時間に3本程度であれば十分単線でもまかなえる上、それであれば3割程度の建設費縮減効果があるという。在来線の本数を考慮し、岡山~高松間は複線、高松から先は単線とするのでもよいだろう。
7.要求するならリニア要求したら?
新幹線の整備に当たっては、建設費の2/3程度を国が持ってくれるらしい。せっかくこの時代に新しい路線を引くのであれば、新幹線ではなくリニアにすべきだろう。東海エリアではJR東海が引きたくても引けずに揉めているのだから、JR東海が瀬戸大橋にリニアを引きにこれば良い話である。というのは半分冗談であるが、何らかの高規格鉄道が必要なのは事実だろう。
整備計画への格上げに向けて「地域活性化」「沿線人口の増加」等はどの自治体も言っているはずであり、なぜ四国に新幹線が必要なのか、国を動かしたいのであれば誰もが納得するようなロジックが必要であると言えるだろう。