人気商品のクーポン不正入手は犯罪です!

電話を取ったら「人気商品ありますか」 ないですと答える前に電話を切られる。
こんな事が全国の店舗で、毎日起きています。

コンビニ等で入手できるツイッター等で人気になっている新商品。
テレビ番組で取り上げられ爆発的ヒットになってから今も品薄状態が続いていますが、品薄に目をつけたのは転売ヤー。
品薄になると価格が高騰するのでメルカリやヤフオクで高く売れるのです。

クーポンを発行するwebサイトでは、以下のような強化を実施したようです。
・以前はメルアドで動画見ればOK
→メルアドは大量発行できるうえ数分だけ有効な捨てアドというサービスも有り無意味。
→メルアド+SMS認証に強化
・動画をスキップしてURL直うちでクーポン発行ページに飛べた
→必ず見ないとダメなシステムに修正
・ロボット等による不正登録防止のため身分証アップロードを必須に
もともと本体自体は登録しないと保証期間が短いのでその点では転売対策になっていましたが、クーポン側の転売対策を失念していたようです。

そして割引券をレシートとして発行する為「実物」が残ります。しかもその実物は30分有効というものではなく期間内であればいつでも有効というもの。おそらく発行してからカウンターで無いと言われるケースが多かったためでしょう。
この実物が残ることで転売ヤーはその割引券そのものをヤフオクやメルカリに出品して利益を得ることが可能になります。
その後、クーポンなしで自動で値引きになるシステムに変更されました。

抜け穴が存在していた2017年春~夏頃は店に大量の電話がかかって何十人もずらずらと予約希望、1年待ちなんていう状況も起きていましたが、夏頃に不正番号を一気に無効化され、今はほとんどゼロ。やはり不正クーポンだったのですね。きちんと動画を見てからクーポンを取得すべきです。コンビニ全店舗が大量の電話に迷惑しているのです。ハローページやネットでかたっぱしからコンビニに電話を掛けまくっているのでしょう。電話で取り置きを要求したり、入荷した旨の電話を掛けても出ない客も多く(いわゆるバックレ)これを機に予約禁止・店に来てくれたら売るというスタイルになった店舗が多いでしょう。やはり早く入手したいだけの転売者としか思えません。

店としては割引券は、全てコンビニ本部に送付します。なぜなら店の会計は全て本部が代行する形になっているからです。
コンビニ本部にはおそらく凄腕弁護士がいます。

何枚発行してもバーコードは同じですが、細かいお客様番号という欄が違っていてこれで不正かどうかを判別しています。
なのでもし仮に店でレジが通ったとしても、今後本部からの厳しい罰が待っているかもしれません。
店の防犯カメラは1ヶ月程度データが残りますので、顔さえ分かれば大体警察は身元をつかめます。

そして一度に何枚も割引券を使う人がいますが、クーポンの利用は一人一台までです。二台以上の購入は規約違反です。
さらにクーポンの複製や不正入手は「詐欺」にあたります。コンビニ店員にこれは正しい正規のクーポンですよと騙した罪です。

以下の対策を実施すれば完璧に転売者の穴を防げます。早急な対策を望みます。
・値引き幅を1,000円にする
・値引き制度を廃止する
・本体にクーポンを貼り付けて納品する
(現在クーポンと本体が別入手手段なので転売現象が起きている。クーポンを本体と一体化させる)
・登録して身分証確認後運営会社が3,000円分の金券を送付する
・ポイントカードの会員に限り相当分のポイントを付与する セブンはこの形ですね。
・クーポン適用時にレジにて免許証の番号を控える
(何らかの本人確認書類がないと購入不可とする)
・予約の電話を受ける時は名前と連絡先だけでなく住所も聞くようにする(やましいことがある人は住所を答えません)

今も検索すると「人気商品クーポンの入手方法!」なんて文字が躍っていますが、普通に動画を見て普通に登録すれば何らやましいことはありません。転売者がいなくなれば、コンビニ店員の仕事が正常化し純粋に使いたい人に手渡るのにそれができていないのが現状です。ネットやツイッター等で話題になっている人気商品を買う時は正しい手順でクーポン発行をしましょう。