特別仕様車は何が特別なのか 台数上乗せする為の在庫処分的な役割も


自動車における特別仕様車とは、一体何が特別なのでしょうか。「特別」というと特別なエンジン等を搭載しているのかと思われがちですが、実はそうではありません。上級グレードの装備や有料装備等を下級グレードに下ろしてきて「特別」と言っている事が多く、営業マンは「10万円お得ですよ」とか言ってくる場合もありますが、これには在庫処分的な意味合いもあるでしょう。例えば上級グレードにだけ付いているシートヒーターや本革シートを下ろしてきてお値段据え置き!とかそういう具合です。一年間を通して一台でも車を多く売りたい業界の見せかけ・カラクリでしかなく、どういう差があるのかを営業マンはハッキリと説明しません。まるで特別なエンジンを積んでいるかのように思う人がいてもおかしくない事から、消費者庁はこれらの言葉の使用中止を呼びかけるべきであるし、自動車の業界団体等において「特別仕様車」という呼称も辞めるべきでしょう。それなら正直に「在庫処分車」と言ってしまった方が客にも分かり易いでしょう。
特にモデル末期になってくると特別仕様車を出してそのモデルを完売させて次のモデルを売らないと不良在庫になってしまいますから、メーカーとしてもちょっと装備を変えてそれで売れるなら安い物です。「特別仕様車」だからといって中古での売却値が大きく増える事はありませんし、車が欲しいタイミングで買うのであればいいですが、欲しくない時に特別仕様車という名目で営業マンが売りつけてきてもキッパリ断るようにしましょう。