日販向上頭打ち?! コンビニ本部が考える次の収益策

コンビニ本部はブラックです。
つい最近の報道でコンビニの売上が4ヶ月連続減というデータが出ています。理由として天候不順だの通販だのと挙げていますがこれは言い訳で、24時間スーパー等の広がりでコンビニ自体の体力が落ちつつある事を如実に表しています。「微減」という言い方も卑怯です。
コンビニは報道各社に対して「店の売上は常に上がり続けるもの」と洗脳させていますが、日本の人口が減るのが確定しているのにそれはあり得ません。

今までは個店に対して「この商品売れてます」などと発注圧力を掛けたり従業員にギフト(恵方巻、クリスマスケーキ、チキン等)を買わせたりしていましたが、これらがツイッターで叩かれるようになりマスコミ統制が効かなくなったことから、最近は圧力を弱めています。

そこで最近生み出した手法は「人手不足商法」
個店が人手不足で困っているということに目をつけ、求人広告を店が頼むと求人業者から本部にマージンが入る。これを利用して店に「求人を打ちましょう」とSVが営業するのです。
特別料金なので普通に頼むよりは安いですが、それでも本部にいくらか金が入るようになっています。
例えSVが営業してきたとしても、求人広告にはあまり効果はありません。昔は効果はありましたが、今はそんなことよりも今いる従業員からの紹介のほうが割がいいです。10万円かけて求人広告打っても1人来るか来ないかの世界。それよりも従業員10人に声かけて「友達紹介してくれたら1万円」って感じで呼びかけた方がよっぽど人は集まります。

客単価を上げるために単純な売価引きではなく「2品購入でキーホルダープレゼント!」や「おにぎりとパンセット購入で20円引き」などといったセット割引も増えています。これも単純にセットで買わせるための施策ですが、単品の売価引きに比べると買う客はほとんどいません。まぁ2つも買いたいとは思いませんよね。新規客を増やすために流行のキャラクターと契約を結んで自社の販促ツールに活用するのです。
またSNSを使ったり他社企業と提携したりして30円引きや50円引き、はてまた無料引換券をただ配りし、とにかく店に誘引させる。店に来たら一品二品は買うだろうという安易な考えなのです。

消耗品や用度品を値下げしたり改良したりして発注を煽る手法や、数週間原価引きをして発注を煽る手法も健在です。
店の困ったを解決して寄り添ったように見せて消耗品を本部経由で買ってくれれば本部も多少は儲かるから美味しいのです。
原価引きに関しては例えば店の儲け率40%が70%になったところで店が持てるストックには限界があるのであまり意味は無いのです。原価引きと言われてもスルーしていつも通り発注。これが基本です。

また突如訳の分からないキャンペーンを開始してマスコミにプレスを打ち堂々と記者会見。
そのキャンペーンの旗や衣装を店向けに先行発売したりするなど、今までとは違いマスコミを上手く使ってソフトな感じで店に何かを買わせようとしています。
客からも従業員からもぶんどれなくなったので今度は店。しかも炎上しないやり方で。

それから流行に乗っかることでマスコミに取り上げられたり業界トップを目指そうとする行動力だけは一丁前です。
例えばICタグの導入、「自動レジ」はローソン等と言った具合に流行に乗ったプレスを打てばsuicaのようにプラットフォームを構築できるのではないかという考えがあるようです。まぁコンビニには無理でしょうけどね。
24時間廃止とか成人誌廃止、自転車シェア、コインランドリーとか言ったところでコンビニに行こうってなりますか?
店やサービスを増やすよりも地道に弁当を美味しくするなど商品力を上げる努力の方が百倍大事です。

最近は本部もお金がないので純粋な新商品の開発は少なくなっており「過去の焼き直し」を新商品扱いしてオーナーに発注を求めるのが恒例となっています。それ同じもの半年前にもあったよね、というのがもはや当たり前となっています。客も気づいているので当然売れずに初回で終了。

このように店の売上が下がりギフトにもいいイメージがない中でブラックなコンビニ本部はありとあらゆる手を使って店から金をぶんどろうとしているのです。ネットニュースでよくコンビニの提灯記事がありますが騙されないようにしましょう。