森会長、性差別発言で辞任へ 世論批判収まらず腹決める

五輪の森会長が「女性の会議は時間が掛かる」「女性はわきまえている」等と発言し、国内外から批判が噴出している件について、責任を取って辞任すると発表した。「五輪の精神と異なる」「日本はそういう国だと発信している事になる」等という批判があったほか、ボランティアや聖火リレーの辞退が多発し、トヨタ自動車等のスポンサーも異論を唱えていた。また野党は「辞任させなければ審議拒否」など政治問題に発展しており、これ以上の支持率下落を防ぎたい菅内閣にとっても早急に対処する必要がある案件であった。「小池の乱が決定打になった」という報道もある。もっともこの人を辞めさせて終わりなのか、JOCの組織体質自体が問題なのではないか、とする向きも多い。無理矢理女性という事であれば小池知事や橋本大臣も視野に入ってくるだろう。
森氏本人は会長職自体は無報酬で受けており、「邪魔だというのであれば掃いてくれて構わない」等と先週から辞任を示唆する発言もしており、この職にしがみつく考えはあまりないようだ。ネット上では「自民の幹事長もそろそろ引退してくれ」等と揶揄するコメントも出てきつつある。
一部では「森氏辞任で五輪開催は不可能になった」という報道も出てきつつあるが、その可能性は高いだろう。彼がにらみをきかせていたというか、彼の調整能力によってIOCやJOC、都や国などと話を通してきたからであり、後継者の調整能力は森氏よりは低くなるのは言うまでもない。国民の8割が「今年に実施すべきではない」としており、中止や延期を含めた議論が今後活発化するのは自明だ。五輪担当大臣は「そういう意見があるのは承知しつつも政府としてはスケジュール通り進めていく姿勢に変わりはない」という答弁を繰り返しているが、最近は揺らぎも出てきており世論に寄り添った答弁に変わりつつある。世論に寄り添うとなれば中止になるのが一番であろうが、今後の議論に期待したい。