田村厚労大臣が12日の会見で「一部報道等で昼間酒飲めばいいじゃないか、とあるがいいわけがない。常識で考えれば分かる事」「20時以降”以外”の不要不急の外出も避けて頂きたい」と発言し、ネットが賛否両論となった。なかなか本音の喋りをしており、面白い大臣だと思った所である。
ネットでは「何のために夜の時短をやっているのか」と言われているが、酒を提供する飲食店等は夜を中心に営業しており、仕事終わりの人が集まり騒ぐ人が多く感染リスクが高くなりやすいからである。酒を飲んで騒ぐ事の感染リスクについては、夜も昼も同じである。昼ならば感染力が低いとか酒の度数が低いという事はあり得ないのだから。一部飲食店等は夜に営業できない分「昼飲み」等といって昼のメニューを拡充しているようであるが、昼ならば良いかと言われるとそういうわけではないだろう。その後、西村大臣は酒を伴わないランチや外食も自粛するよう発表した。
「夜もダメ、昼もダメなら飲食店は死活問題だ」という意見も出ていたが、一方でネットでは「飲食店ばかり守りすぎ」という意見もある。国や自治体から出る協力金、あるいは既存の無利子無担保等の制度を使って何とか乗り越えるしかないのだろう。
喋りが下手な菅総理の代わりに田村大臣が表に立って喋った方がより伝わるのではないかというぐらいである。小池知事とも遜色ないコミュ力を備えていそうだ。今後の厚労大臣の発信力に期待したい。
