オートライト車で早く点灯し感度調整出来ないのは保安基準改正が理由


令和2年4月以降の新型車を購入した人において、営業から「ライトは走行したら自動でAUTOになりますので」「消せはしますけど走行したらまた自動でAUTOに戻ります」と言われた事はないだろうか。それ自体は別に良いのだが、感度調整が出来なくなっている車種が多く存在している。それはなぜか。国交省がオートライトを義務化した時に明るさの基準も一緒に定めてしまったからである。
対向車から「早く付きすぎ」と言われる事もあるが、オートライト義務化車であれば一度付いてしまったら走行中はライトを消せないのである。

上の文書を見ると、少しややこしいが、1000ルクス未満は「2秒以内に点灯」という事になっている。1000ルクスといえばはっきり言ってまだ夕方の時間帯であり、実際にこれが搭載された車に乗ってみれば分かるが、午後4時には既にロービームが点灯してしまっているのが実態なのである。ネット等で「オートライトの点灯が早すぎる」「感度の調整も出来ない」とメーカーを叩いている人が多いが、この基準を定めたのは国交省であり、メーカーは国交省の基準に従っているだけだ。私も1000ルクスの基準は厳しすぎであり、500ルクス未満を必須とすべきである。叩くのであれば自動車メーカーではなくこれを決めた国交省に文句を言うべきである。例えLEDで消費電力が低減していると言っても、ロービームの消費電力はゼロではなくドライバー負担だ。ライト強制と言っても、早く点灯した分の燃料差額を国交省が払ってくれるわけではないのだから。