新東名延伸しても横浜町田で事故なら無意味?! ネット民「8車線化を」

新東名の秦野SA~御殿場ICが現在事業中であるが、新東名は東京IC(首都高3号線)ではなく海老名南JCT(圏央道)までしか繋がっていない。その為、例え新東名が全通しても東名の横浜町田あたりの渋滞は大きくは解消しないのではないかと考える。圏央道のこの区間の交通量は2015年の交通量センサスで約6万台であるが、仮に全通して半分が移行したとしても3万台にしかならない。実際はわざわざ圏央道→新東名で乗り換える人は少ないだろうから、これより小さい値になる可能性が高い。

ザックリした図を作ってみた。位置関係等が曖昧かもしれないのでその辺はお許し頂きたいが、例えば伊勢原JCTで新東名を使って静岡方面まで全通したとしても、東京IC~伊勢原JCTまでの車線数は片側3車線のままである。圏央道や新東名が繋がって車線数はそのままというのは大渋滞が発生する可能性が高い。横浜町田IC~厚木ICの15km区間は交通量が14万台/日に達しており早急な手当が必要という事でネクスコ中日本が付加車線設置事業を進めているが、東京IC~横浜町田ICも10万台/日に達しており全く何もしなくて良いという訳ではない。2車線から4車線化する為の基準が1日1万台というのはよく言われているが、それをこの道路に適用すると最低でも20車線必要だ。この区間では毎日のように渋滞や事故が発生しているが、本来必要な車線数の7分の1程度でケチって運用しているのだから、完全にキャパが足りていないのは明らかであり東京IC~横浜町田ICの区間についても早急な8車線化が必要なのは言うまでもないだろう。ネクスコに新東名と首都高をつなげるべきだという趣旨で見解を聞いてみた。

新東名高速道路の東京方面への延伸につきましては、現在基本計画として法律に定められているのみであり、海老名南JCT以東の延伸整備にあたっては国土開発幹線自動車道建設会議における審議により、整備計画を経て事業化される必要がございます。
整備計画に関しましては国土交通大臣により決定されるものとなりますので、詳細に関しましては国土交通省にお問い合わせいただければと思います。

本来であれば用地を取って道路構造令に則ってやるのが良いかもしれないが、土地がないという事であれば例外を適用し路肩を狭くして付加車線を設置して8車線化するのが良いかもしれない。国交省はどんどん拡幅の事業許可を出し、海外の人に笑われない高速道路にしてもらいたい物である。