中央道全線6車線化すべき ネクスコに聞いてみた

常に渋滞ランキングの上位を占める中央道について、以下の理由から全線6車線化すべきであると考える。

1.渋滞解消
この区間は毎日のように渋滞しており年間渋滞ランキングでも常に2位に君臨している。道路を拡幅すれば渋滞を解消でき、それに伴う時間損失を大幅に削減、物流等の定時性向上、安心安全な高速道路を提供できる。

2.渋滞解消による多重事故解消
渋滞が解消すれば交通事故が減り、交通事故による多重事故も減り、安心安全に高速道路を走行する事ができる。
3.東京周辺の高速道路で唯一4車線
東京近郊の高速道路は原則6車線となっているが、中央道のみ唯一4車線となっており渋滞が慢性化している。一部区間は付加車線が設置されつつあるが、最初に設計した役人等の唯一の失政としか言いようがない。
4.付加車線設置するなら全線6車線
車線が増えたり減ったりするのは車線変更の手間が生じて運転しづらい。それならばまとまった区間で一気に6車線化した方がよいのである。
5.東名のバックアップ道路
ネクスコ中日本は東名が大規模工事及び通行止め等になった際に「中央道をご利用下さい」と案内している。そうなれば中央道が混むのは当たり前である。新東名も海老名以西の設計であり、例えば横浜町田あたりで何かあったら中央道迂回になるのは確定である。東名のバックアップ道路が4車線というのは日本の大動脈を支えるインフラとしてあまりにも貧弱すぎる。
6.大型車等への対応
今や物流は日本の要だ。アマゾンや楽天で注文して次の日に届くのは日本の高速道路網及びそれを支えている物流トラック及びドライバーである事は言うまでもない。残念ながら現在の高速道路の車線数は物流や大型トラックを考慮した車線数にはなっていない。国はダブル連結トラック等の施策を発表しているが、それに対応するのであれば早急に全線6車線化すべきである。
7.渋滞ランキング2位返上
不名誉なランキングに長期間鎮座する事は国及び高速道路会社にとっても良い気分ではないだろう。
8.競争力向上
日本の高速道路の渋滞を外国人が見たら衝撃を受けるだろう。「道路にカネを掛けてもそれそのものがカネを生むわけではない」というロジックからこれまで高速道路の車線はケチられてきたが、機能不全の高速道路を放置し続ける事こそが本末転倒である。実際に走る、あるいはドライバーや物流会社等の意見を聞かずにただ交通量等の数字だけで車線数を判断してきた事は問題だとしか言いようがない。

路線図としては上のようになっており、東名高速のバックアップ道路になっているのが事実だ。これらについて、ネクスコ中日本に聞いてみた。

高速自動車国道の整備計画に関しましては、高速自動車国道法の規定により、国土開発幹線自動車道建設会議における審議を経て、国土交通大臣によって各路線別に定められております。これにより、中央道の車線数が決まっております。
現在、ピンポイント渋滞対策として、上り線の調布地区に付加車線の設置を行い片側3車線化を実施しております。また、上り線の三鷹料金所付近と小仏トンネル付近、下り線の相模湖IC付近においても新たに付加車線を設置する対策を進めているところです。
現在、ご提案いただいただいた片側3車線の具体的な計画はございませんが、ご意見のとおり首都圏放射国幹道で唯一4車線であり、広範囲にわたり渋滞が発生していることから弊社としましても中央道の片側3車線化について必要性の確認を行った上で、関係機関とも調整を図りながら検討してまいります。

という事であった。費用対効果の兼ね合いが重要という事であれば高井戸から大月までの70km区間だけでもいいから先行して6車線化を実施すべきである。大月まで6車線にすれば渋滞や事故等は大幅に減少するに違いない。渋滞による時間損失ほど無駄な時間はないわけで、国交省及びネクスコは本腰入れて渋滞対策に取り組む必要があるだろう。ましてや中央道に関しては付加車線増設事業でもう一本トンネルを掘るというネクスコ中日本らしい大規模な渋滞対策事業を展開しているわけで、国交省としても全線に渡る事業許可を出してこれを支援すべきである。高速道路の渋滞を解消しない限りは日本の未来はないと申し添えておこう。