大阪商業施設巻き添え事故 再発防止策議論すべき


大阪の商業施設で17歳の高校生が転落し、下を歩いていた19歳の女子学生が巻き添えになった事故で、高校生は従業員専用エリアに侵入して従業員専用エレベーターを動かし10階の禁止エリアに入り込み屋上に上がったという報道があった。ビルの管理会社は「万が一の避難を想定してこのようにしていた」と言っているが、ほとんどの商業施設ではICカードによる入退室管理が徹底されており、ICカードがないと従業員専用エリアに入れないようになっているはずだ。数カ所にICカードで鍵を開錠する、あるいはエレベーターを動かすシステムを導入するだけであればそれほどカネはかからないはずだ。
おそらく少年は事前にこのビルの従業員の普段の行動等を見たうえで構造を下見するなど熟知した上で犯行に及んだ可能性が高い。もしくは従業員であれば裏口を通るのは当たり前なので、バイト等で働いていた可能性もあり得る。今回の問題は、何ら関係のない第三者が巻き込まれたという点で、同様の脆弱性は他の施設にもある可能性が高い。
国は商業施設の管理会社等に通達を出し、万が一の避難のオペレーションと第三者が従業員専用エリアに入れないようにする脆弱性防止の両立、具体的にはICカードによる入退室管理システムを導入するなど通知を出すべきである。