ファミマやローソンでは「700円以上購入するとレジの前でクジが引けるスピードクジキャンペーン」を実施しているが、セブンは2019年11月の実施を最後に、実施していない。実は700円クジはセブンが一番最初に始めた物であるが、中止や終了となればさすがセブンと思うところである。「次回開催はいつ?」とかほざいているサイトは全員ハズレと言う事になる。商品を発注したりポスター等を張り替えたりクジの準備や実施に掛かる労力は半端ない物であり、手当も一切出ない。店員やオーナー側からすれば中止の判断は素晴らしいと言えるが、客からすればなぜ、と思う人も多いだろう。実際にセブンに聞いてみた。
700円くじ(セブン‐イレブンフェア)でございますが、感染防止の観点から中止しております。現在のところ、再開の情報は、ございません。この点も含めましてご理解いただきますようお願い申し上げます。
という事であった。現に2020年度は5・7・10月も含めて全て実施されていない。感染症の影響という事なので完全に終了したわけではなく来年度には復活する可能性はありそうだが、感染症の影響が長引けば来年度も実施しない判断をする可能性は高いだろう。700円クジは実施期間中の1週間程度にわたり本部も発注を獲得でき、店も売上や客数を嵩ましできる中毒性の高い施策だ。自前でアプリがあるのに従来型のくじ引きを続けるファミマ、スマホのLINEを使ってレシート番号を入力すればその場でくじ引き結果を表示するローソンと競合他社はブルーオーシャンを狙っているようであるが、セブンの中止という判断もまた潔く賢明かもしれない。
