パズル雑誌、当選者に景品送らず景表法違反 永遠に当たらない懸賞の闇

あるパズル雑誌の業者が当選者に景品を送っていなかったという報道があった。一回きりのみならず4年以上続けられており、業者は「編集作業で発送が間に合わなかった」としているが、それなら遅れてでも発送するはずであり、4年間だとうっかりでは済まされないだろう。これほど大規模な不正が発覚した事についてネット上では「不正」「詐欺」「読者を騙している」等という意見が根強い。雑誌内で液晶テレビなど高額景品を謳っておきながら、実際には当たらない懸賞を展開していたとなれば景品表示法違反(有利誤認表示)に当たる可能性は高い。

実際、年賀状のクジや宝くじは当たった事はあるが、雑誌の懸賞で当たった事はない。当たる事も稀にあるが、せいぜい商品券程度でゲーム機や液晶テレビが当たるような事はまずない。そしてこれらの懸賞には必ず「当選通知は景品の発送をもってかえさせて頂きます」という決まり文句が添えられている。つまり、当たっても外れても文書は送りません、景品が届けば当たりです、という物だ。これはつまり、逆に考えれば液晶テレビが当たると謳っておきながら当選者がいない、あるいは全員ハズレだったとしてもそれの証明のしようがないわけである。ただ、今の時代なのでSNSで1,000人ぐらいが結束して一斉に応募して全員ハズレなら景表法違反の懸賞と判断するのも容易かもしれない。
もちろん懸賞業者にはきちんと運営している業者もある。しかし、このような業者がいれば懸賞全体の信用が問われる事になる。成人誌の業者が今はクロスワードとかを作っているらしいが、クロスワードが儲かる仕組みはこれだったのかと懸賞の闇を感じたところである。この業者は自主的に公表したので偉いと思うが、他にも全員ハズレ扱いにしているような業者があるのではないだろうか。消費者庁も懸賞業者全てに立ち入り調査に入って不適切な業者には景表法違反で指導するなど、懸賞の闇を暴いて欲しい物である。