総務省、キャリアポータビリティ義務化すべき SIMフリー義務化も必須

携帯大手三社が寡占状態で競争がない、というのは昔からの話であるが、パソコンの固定回線の場合は業者を自由に選択でき、IDとパスを入れるだけでどの事業者にも自由に繋ぎ変える事ができる。

つまり、携帯電話もそのようにすればいいのであり、キャリアポータビリティを義務化すべきである。具体的にはまず端末はSIMフリーで発売する事を義務化し、その上で一枚のSIM(マルチキャリアSIM)に大手三社の接続先情報をあらかじめ登録しておき、契約したら渡されるIDとパスを入力する事で開通。開通するとそのスマホはその通信会社の回線に接続し、通信会社固有のアプリや金融サービス等を利用できるようになる。解約時は通信会社に申し出ればそのIDやパスでの接続は停止される。現在、一枚のSIMには一つの携帯会社の情報しか入っていないが、これを変更し、マルチキャリアSIMとする。
これにより、「明日はドコモにしよう」「明日はauにしよう」など、魅力的な料金プランや気分によってコロコロとキャリアを変える事が可能になる。番号ポータビリティ制度はあるが、最近は電話する人も少ないので、番号そのままと言われてもあまりメリットはない。現在はスマホが9割であり、端末の写真消えるのは嫌だ、バックアップ面倒、端末リセットしたくない、新しい端末はいらないという人にとって魅力的な制度であるのは確かだ。そもそも今までキャリアが端末と抱き合わせ販売してきた事によって「端末返さなきゃいけないの?じゃあキャリア変えない」「リセットは嫌だ」「家族全員設定し直すのは面倒」という人が多数いるのは事実であり、実際キャリアを変えるのはかなり面倒だ。スマホ上でワンタッチでキャリアを変更できるならばさらに競争が促進されるのは言うまでもない。また、キャリアにとっても会社ごとのカスタム端末を作る必要がなくなりSIMフリーだけ売っていればいいので、コストダウンにつながる可能性もある施策だ。
政府は4割値下げを標榜しているが、どのようにして4割値下げをするか具体的な対策は示していない。楽天がやれば追従するでしょう、という甘い考えは禁物だ。総務省も電波法を盾にバンバン携帯会社に対して改革を促さないと携帯料金が下がる事は絶対ないだろう。