au本気出した?! 質問に答えるだけで最適機種に機種変できる新感覚店舗発表

携帯業界と言えば複雑な端末構成や複雑な料金プランで素人には理解しにくいとよく言われるが、auが素人にも理解できるサイトを公開した。これはau みなとみらい店でのみ実施されるそうだが、ご自身の今のスマホで質問に答えて新しい端末や料金プラン等を組み立てて、実店舗に行き、実店舗でそれを読み込んでスムーズに変更手続きができるという物だ。作成したプランは端末上に保存でき、URLによる共有も可能。
これまでだと客が来店して「スマホって何?」レベルの話から始まっていて接客に1時間以上掛かるのもザラではないようだが、これを使えば20分程度に短縮できるという。このような物を作ってしまうと店員の仕事がなくなるという反対意見があったのだろうが、感染症対策という体で実現したのだろう。サイトを開くにはau IDが必要だが、au以外の人でも取得可能。簡単な質問に答えていくだけでオススメの料金プランや端末があっという間に示され、月の支払額もピタリと表示される。いわば客と店員を繋ぐ架け橋のような存在だろう。実際にプランを作ってみた。

auみなとみらいの公式サイトの中に既に公開されている。「さっそく始める」ボタンを押すとau IDの入力が求められる。

店舗で店員が尋ねるよくある質問を元に構成されているらしいが、最初の設問は、素人かオタクかを見定めている質問だ。「一緒に選んで欲しい」を押すと素人モード、一番下の「自分でプランを組み立てる」を押すといきなり機種選択画面に飛ぶ。今回は「一緒に選んで欲しい」を押してみた。そうすると次にAndroidかiPhoneかの選択肢が出てくる。分からない人は「決まっていない」を選択しよう。

好みのメーカーやどのような機種が欲しいかの選択肢が出てくる。国産が良いという人はソニーかシャープあたりになるのだろうか。次に最新機種が良いか、コスパのいい機種が良いか、これもなかなかよく考えられた選択肢だ。

機種のサイズも非常に重要だ。なぜなら手の大きい人や小さい人、男性と女性で好みが違うからだ。次に機種のこだわりで「カメラ性能が重要」とか「画面が綺麗な方がいい」などスライダーを各自の好みに合わせて設定する。有機ELがどうだとか解像度がどうだとか、CPUのコア数がどうだとかは一切聞いてこない。

この画面には続きがあり、下にスクロールすると「高速通信にこだわるか」「最先端のテクノロジーにこだわるか」「防水にこだわるか」という項目があった。素人でも防水にこだわる人は多そうである。次に支払方法について、一括が良いか、分割が良いか、残クレがいいかを選択できる。

通話時間も店頭でよく聞かれる項目だろう。長く通話するか、それとも全くしないかを選択する。次の質問はスマホの使い方の質問だ。インターネットや写真・動画の撮影など、使い方によって端末に求められるスペックも変化するので、この設問も意外と重要だ。

データ通信をどれぐらい使っているかの質問だ。「使い方から試算する」を押すとツイッターをどれぐらい使っているか、LINEをどれぐらい使っているかなどと言ったバーが現れる。おそらくこれで最適な料金プランを弾き出しているのだろう。

ポイントや生活費の節約等をしたいかしたくないかの質問、また最後に「2年縛り」をしたいかしたくないかの質問もある。縛られると月々の料金は安くなるが、その分契約解除料が掛かる。契約解除料ゼロ円の縛らないプランもあるが、その分月の料金は高くなる。

10秒ぐらいすると「プランが出来上がりました」と表示されるのでボタンをタップする。そうするとお勧めの端末が表示され、月の支払金額も表示される。通話や通信等のオプションはこの画面をスクロールして適宜調整する。基本的に今契約しているオプションだけが入っている感じで、その人が満足する事を第一として、無駄なオプション山盛りにしたりしつこく勧めてこないのもauらしくて好印象。
 
少し安くしたいという人は「控えめベストチョイス」を押すと確かに月の支払額が120円ぐらい安くなった。次へを押すと右の画面に切り替わり、詳細な内容が表示される。これまで端末だけ、料金だけのシミュレータはあったが、公式サイトの小さい文字で書かれている基本料金等の計算もしなければならずプロでも店頭に行って話を聞かないと月の支払金額がハッキリしないというデメリットがあった。これは店舗でやっているような端末を選んで料金を選ぶ、しかもそれが自動で示されるという点で斬新なアイデアだろう。この画面のまま店舗に行くとスムーズに手続きができるというフローだ。初心者にとっては「よく分からないけど安くしたい」「いくらかかるかだけはハッキリさせたい」「機種変の機会に見直しもしたい」という人が殆どだろうから、それに沿った設計になっているのはさすがである。まるでファストフード店のメニューを選ぶような軽い感覚で機種変できる今回のサイト。今後新規にも導入したり他店への水平展開もしていくそうであるが、ショップ待ち時間削減の切り札になるのか期待したい。