長文投稿サイト「note」IP流出問題 そもそもIPって何?

長文投稿サイト「note」において、記事のソースコードからIPアドレスが閲覧できる状態であったと運営が発表した。現在は解消されている。noteといえばブログのような長文を誰でも気軽に投稿できるサービスであり、企業や行政が利用する例も増えてきているが、元々はメルカリ等と一緒で知ってる人だけに使われていた訳であり、ベンチャー的な仕様を残したまま成長してきたのだろう。
報道ではIPアドレスは「住所」でありさも重大かのように報道されているが、イメージとしては車のナンバーのようなものだ。IT関係の資格を取っている私からすれば総合的な結論としては「大した事はない」が、以下の点には注意する必要があると考える。
・IPアドレスだけでは個人や住所を特定できない
・大まかな地域は分かるが、結構大雑把(県単位)
・IPアドレスは数日おきに入れ替わり、DHCPの場合はその時点で空いている数字を取ってくるので数日後には他人が使っている事もあり得る
※しかし大規模法人や行政等はまとめて取っているので一定の範囲内で固定となる可能性が高い
・似たような時刻で同じIPであれば同一人物の書き込みと推定できる(5chの一部スレは強制IP表示となっている)
・ホテルやカフェ等、共有の場所から書き込んだ場合は同一人物かどうかの推定は困難
・IPアドレスと時刻、プロバイダが特定でき、かつプロバイダが個人情報の開示に同意すれば契約者情報が開示される(犯罪予告等、犯罪性が極めて高い物でない限り開示されない)
要はそれそのものは大した事はないが、他の媒体やメディア等と組み合わされると問題になる可能性があるという事だ。
とはいえ、IPアドレスを流出させていた事は事実。情報の管理体制に嫌気が差して退会するという人もいるかもしれない。今後のサービス成長にも影響が出てくるのは言うまでもないだろう。